私立学校は毎年生徒募集用のパンフレットを作ります。皆さんもそれを集めて志望校選びの一助にしていると思います。学習塾スタッフとしても学校を説明するのに有効な手段だと思っています。学校のイメージや建学の精神など解りやすく書いてある学校が非常に多くなりました。もちろん、イメージ商品なのでパンフレット通りに『毎日笑顔』『楽しいばかりの学園生活』は現実ではありません。しかし、昨今は学校それぞれが差別化を意識して作成しており、以前ほど現実との乖離は見られなくなっているように感じます。
学校パンフレットを較べる際によく注意して欲しいところがあります。
一つは進路実績です。私立中学はそのまま内部進学するものとしても、高校については進路状況がどのようになっているのかをよく確認して欲しいと思います。
もう一つは在校生や卒業生のコメント。かなり以前には生徒さんのコメントを学校が作っていたようなこともありましたが、近年は全て生徒さんに任せているところが多いそうです。一人ではなく3人5人と複数のコメントを較べることは学園生活における選択肢がどれだけ広いのかを確認する一手段になるのではないでしょうか。
余談ですが、昨年版・今年度版と2年連続で募集パンフの生徒コメントにLS WILLを卒業した先輩のコメントが写真付きで掲載されました。それも全く別の学校でした。こういったものを目にするたびに『卒業しても頑張っているな』と思うことができ、大きな喜びを感じます。また、掲載して下さった学校にお礼の電話をすると『本当に頑張っているよ』と嬉しい報告を頂くことが出来ます。