LS WILLみ春野本校は非常に小さな教室一つで運営しています。そんな中で結果が出せることは非常に誇らしく思います。それでは、なぜ突出した合格実績が出せるのかを中学生(高校受験生)、それも定期テストの取組みに絞って考察していきましょう。定期テストで得点できることが自信となり、次のテストへの意欲となります。また前回のテスト結果にさらなる上積みが出来るように次回はそれ以上の取組みを行おうと考える生徒さんが目立ちます。
定期テストに対する教室の取組みは以下の通りです。
《目標点の設定》
これは漫然と『前回試験が●●点だったら5点プラスして…』と決めるわけではありません。(そういった塾が多いのも事実ですが…) 志望校(もしくは相当レベル)の要求している内申点にする・近づけるには何点必要か、そこから出発して目標を策定していきます。つまり、『中間試験と期末試験の合算値が何点なら通知表評価はいくつになるのか』というデータが完備しているために出来る目標策定なのです。生徒さんは根性論や精神論を排した現実問題なので必死にならざるを得ません。また、必死になることを覚えることは生徒さんにとって非常に有益なことだと思います。ご家庭からも『こんなにがんばれるとは思わなかった』『初めて必死になった様子を見ることが出来た』などのお声を頂けることは嬉しいことです。
《試験対策についての考え方》
LS WILLのテスト対策では『学校の授業で解らなかったところだけやろう』という形を取りません。試験対策は基本的に全範囲を網羅します。そのため試験対策は他塾さんより厚めになっていると思います。
『苦手なところだけやれば良い』というお声も聞こえてきそうですが、全範囲を網羅することによりその生徒さん個々に『どこで得点をすれば良いのか』があぶり出されてくるのです。それにより得点効率の良い試験とすることが出来るのです。
更に言えば『学校の下請け』的な授業はしていません。これは個別指導では異例のことです。だからこそ全範囲網羅が必要となるのです。
《試験直前の盛り上げ》
どちらの学習塾でも行っていることですが、試験直前の日曜日などに教室開放を行います。これは学習機会の創造という面もあるのですが、本来の狙いはもっと身近なものなのです。試験前の日曜、皆さん覚えがあると思いますが、一日中勉強していましたか? 私個人の経験では少し勉強しては漫画を読み、少し勉強してはテレビを見て…という感じに過ごしていたように思います。それならみんなで集まって『おっ、みんなやっているな。負けられないな。』と感じて貰えるような環境を作った方が効率的だと思います。それだけでやる気の喚起となるのならやらない選択肢はないでしょう。また、試験当日の朝勉強会については『やるだけのことはやった』と確認して試験に臨んで貰うには望ましい環境だと思っています。
《試験後の反省》
どちらの学習塾でも定期テストの結果については生徒さんより報告して貰うのですが、LS WILLではそれに必ず『今回の反省点』『次回の取組み課題』を具体的に書いて貰い、折を見て読み返せるようなシステムを取っています。小欄でも前述していますが、毎度のように『ワークを始めるのが遅かった』という反省を繰り返さぬように取り組めるよう計画を組んでいくのです。『今回の失敗は次回の糧』と出来るような取組みを積み重ねることにより理想的な試験対策が出来るのです。
さて、本章のタイトル『勝ち癖を付けよう』ですが、これら一連の対策がきちんと組めていれば試験で毎回のように悔しい思いを…と言うことはなくなるのではないでしょうか。試験における勝ち負けは点数の優劣だけではないと思います。今回の試験(結果もプロセスも)において自分自身が納得できているかどうかが重要だと思います。試験の結果を直視し、納得できるかよく問い直すことが自分に対する勝ち癖を付ける第一歩だと思います。