正月明け、10年ぶりの生徒さんがふらっと教室に足を運んでくれました。正月明けの授業前、私は少し集中が欠けていたのかもしれません。その気持ちを一気に引き締めてくれました。
その生徒さん、実は教室を卒業していませんでした。中学2年生の冬に塾を辞めていました。退塾の理由はご家庭と塾の方針の違い。当教室の『徹底的にやり抜く』という方針が合いませんでした。
私が上手にやればよかったのかと少し後悔していました。適当なところで妥協しておけば続けられたのかも。。。しかし他の生徒さんがそれを目にしたらどう思うでしょうか。
当校は生徒さんやご家庭のご機嫌を取ったり顔色を窺いながら…という運営は今後もいたしません。なぜなら長い目で見ればそれは生徒さんのためにはならないと思うからです。
ただ、私自身が生徒さんの将来に責任を取れる訳もないので辞めると判断されたご家庭にはその意に沿って処置します。それが最善の結論だと思います。
訪ねてきた元生徒さん、高校受験の後悔を大学受験にぶつけたそうです。その中で目指す未来が拓けて現在は希望の会社に入り、夢の実現に向けて日々必死に取り組んでいるそうです。
一連の話の中で『センセ~の言っていた必死にやるって言うこと、言われるまでは知らなかった』『でも大丈夫だと思っていた高校受験で上手く行かなくて目が覚めたと思う』と…
私が生徒さんやご家庭に伝えた言葉が3年5年経って伝わることもあると知らされました。同時にその言葉を胸に高い山を登り切ってくれたことに深い感慨を覚えました。
真意はなかなか伝わらないものです。言葉だけを切り取ると適切ではないこともあります。しかし、その前後も併せて理解してくれたことを素直に嬉しく思いました。
『頑張る』『全力でやる』などは令和のこのご時世に敬遠される言葉のようです。でもそれで良いかな。。。今の世の中が必ずしも良い方向に向かっているようには見えない私の正直な感想です。
勉強に一生懸命になれないものは部活にも一生懸命になれない、これは私の持論です。将来的には仕事にもプライベートにも、何より自分自身の人生にも一生懸命になれないと思います。
生徒さんが辞めた話…となるとネガティヴな話題です。小欄で述べるべきか少し迷いました。しかしストーリーとして良い方向に向かえているのなら。。。
何よりその生徒さんが『この話さ、良い話でしょ!?』『コラムには良い題材でしょ!?』と背中を押してくれたこともあって今回の話題としました。
来たれ! 新年度生!!

