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1296 大学受験と高校・中学受験

1296 大学受験と高校・中学受験

先日知人と話したこと、結構な割合で世間では誤解されているのでは…と感じたことを題材にします。相手は大学時代の同級生、長い付き合いになります。それだけに忌憚のないやり取りができる相手です。

彼の末っ子、来春やっと中学生になる年齢になったそうです。『オヤジとしてはまだまだ大変だよ』と嘆く彼の笑顔は学生時代と変わりなく少し安心しました。

学生時代は豪傑だった彼、我が子の進路に悩むのはどこも同じだと感じました。実は目指させたい進路があって高校受験の準備は抜かりなくやらせたいという相談でした。抜かりなく…という割にはノンビリしているように感じましたが。。。

高校受験の準備を始めさせるにはいつ頃からが良いと思う?』とのこと、私は忌憚なく『もう始めるべき』と伝えました。その上で高校受験の仕組みや内申対策なども伝えたのですが、大切なことはもっとあります。

大学受験なら高校の学内でも準備が可能』『何故なら高校は入試によって一定レベルの学力が揃っていることが前提だから』『その点公立中学校学力幅が広すぎるので一定レベル以上の学校に行かせたいならもう始めるべき』

更に言及すれば中学受験も同じです。中学受験は小学校内容で対策することが叶いません。それを叶えるためにはより早い時期に準備、つまり受験体制を整えることが求められます。

後日彼の方から連絡があり、いくつかの塾で体験授業を受けることを決めたそうです。息子さんが受験体制に入ると同時に親もそれを意識することが大切なのだな…と感じました。

 

ここから先は蛇足ですが…先日来『中学受験生のために1月1か月を午前中から開室して受講するコース』を提供する塾がメディアを賑わしています。これは小6の中受生を対象にしたものです。

例年年明けから中学受験が本格化する2月上旬まで、小6生の欠席が社会問題化します。問題ではありますが、我々を含めた当事者としては万が一の芽でも摘めるような思いで過ごさざるを得ません。

ただ、それに便乗したやり方はどうでしょうか。。。聞くところによると当該の塾は夏休みも30泊もの長期にわたる勉強合宿の募集(もちろん驚くほど高額講座です)があるなど私の考えとは少し違うようです。

 

もしそのような件で保護者様からご相談頂いたら『家で夏休み以降の内容をしっかり復習しなさい』と言うかな。。。そのように思います。ご家庭が飲み込まれがちな受験の魔力に塾まで飲まれてはいけないからです

あれっ?…と思う方もいるかも。。。LS WILLみ春野本校の中学受験は訪問指導を含め全て優先入試で進路を勝ち取り済み。既に中学受験を控える小6生はおらず、中学入学後の準備に入っているからです。

残り少ない小学生時代の思い出作りも軽視して良いものではありません。事業体としての評価は下がりますが、教育サービスを提供するものとしてこの方針は曲げたくないと思っています。

その上で優先入試を実施しない学校県外の学校に対してもお任せ頂けるような準備は出来ています。気になる方は教室までお気軽にお声掛けください。

来たれ 冬期講習生!!