いくら時代が変わっても勉強に筆記用具は必要です。最近はタブレット学習が主流になったとは言え、当面はエンピツに消しゴムは必須だと思います。
これほどタブレットやモバイルPCなどの機器が発達している時代なのに…と思いますがエンピツ消しゴムが廃れない理由の一つに試験があるのではと思います。
学校の定期試験、入試、各種資格試験などは殆どがエンピツ消しゴムです。タブレット・モバイルの類を認めてしまうと不正に対応できないからではないでしょうか。
そうなると当面はエンピツ消しゴムは外せないものと考えねばなりません。まぁ、無理に外す必要はありません。教育的観点から見ても理にかなう側面も多く見られます。
そんな背景でよく聞かれる質問に『どのような筆記用具が良いですか?』というものがあります。究極的な結論を先に述べると自分の好きなもの・使いやすいものに尽きるのですが。。。
まずエンピツ。ここまでエンピツと標記しましたが、昨今はシャーペンを推奨する学校も目立ちます。鉛筆の芯が丸くなる・いちいち削るのが面倒、などの問題点を補完してくれます。
芯の濃さは好みなのですが、手の力が弱く筆圧が低い小学生女子は少し濃いB・2Bがお勧めです。反対に力が強く筆圧のある男の子には芯が折れにくい硬めのHくらいがいいと思います。
と、ここまではよく話題になることです。ここからはちょっとしたポイントです。
エンピツ・シャーペン共に机上で転がりにくい形状をお勧めします。具体的には丸形のエンピツより六角形のもの、シャーペンならクリップの付いたものが良いと思います。
机の上をエンピツやシャーペンが縦横無尽に動き回ってしまうと気が散ってしまいます。それを防止するためには転がらないものを選ぶ方が良いと思います。
消しゴムも同様に転がり落ちないようなものが良いと思います。これは形だけではなく大きさも。。。あまり小さいと飛んでいきがちですが、ある程度大きければ落ちてもあまり転がらないようです。
また、軽い力で消せるものが市販されていますのでそちらを推奨します。良く『力を入れて消したらノート・試験用紙を破いてしまい。。。』と聞きます。それを防止するにも効果的です。
デザインについては。。。自分のモチベーションが挙げられるものであればそれが良いと思います。学校や先生によっては規制があります。それに従うしかないのですが。。。
本音を言えば『このシャーペンだとやる気が出るんだ』というものがあればそれをフルに使うべきです。それが悪い結果を引き起こすとは考えられないからです。好きな文具なら嫌な勉強もちょっとだけ好きになれるかも。。。
しかしその『ちょっとだけ』が後々大きな差になって現れるようにも思います。
生徒さんの筆箱から様々な文具が出てくること、実は私の秘かな楽しみです。個性が現れるという表面的な言葉に留まらぬ発見があります。生徒さんから学ぶ流行もあるのです。
出来ればその筆箱の中身たちと仲良くなって勉強に興味を持ってくれたら…と思いながら机間巡視する毎日です。
来たれ! 冬期講習生!!

