つい先日、友達からお子さんの受験について相談を受けました。さほど熱心にするつもりはないのだが…とのことです。決して特殊な受験でもトップ校を目指そうというものでもありません。
しかし、千葉県の公立高校入試システムの周知はまだまだ進んでいないことが垣間見られる相談です。お子さん、中学1年生で…とのことでした。今の本人の実力よりワンランク上の学校を…と考えていたようです。
千葉県公立高校入試システムから述べていきましょう。千葉県公立高校入試は主に『内申点』『学力検査』『学校独自検査』の三本立てで検査が行われます。そのうち、相談主の友達に考えてほしかったのは『内申点』です。
千葉県公立高校入試の内申点は『中学1年から3年』で構成されます。つまり現時点の通知表が既に内申点として算入されているのです。内申点だけは『中3で一発逆転』が不可能なのです。
また、これは私の肌感覚なのですが、入試問題について。入試問題の中で厄介な問題が比較的多い科目は数学・英語が挙げられます。その厄介な問題、学習単元が中1・中2になっていることが結構目立ちます。
色々考えると。。。昔から中学3年生で教科書が終わらない問題が慢性化しています。つまり中3になると教科書進度で手一杯、それらの問題を掘り下げることは次学年…となっています。つまり中3の発展問題は未着手で当たり前なのです。
そうなると発展問題をやっているであろう中学1・2年範囲から少し捻った問題を…となっているのが現在の入試問題だと思うのです。それなら中学1・2年である程度の準備をしておいた方が賢明です。
学習塾の戦略? と訝しがられてしまいますが、可能であれば高校受験準備は中学1年生から始めるべきと思います。中1から目一杯やる必要はありません。ただ、信頼おける学習塾の目が届く位置にいる必要はあると思います。
その上で最新情報を入手できる環境も確保しましょう。昨今は毎年のように入試システムが変更されます。その情報は中学校の先生にも周知されないことが多いので注意が必要です。入試は情報戦ですから。。。
繰り返しますが、目一杯やる必要はありません。しかし全く無関心でいる訳にも行かないと思います。受験にドッポリはまってしまうのは考えものですが、付かず離れずの関係性を持てる場所を探してみてはいかがでしょうか。
来たれ! 冬期講習生!!

