column_archive_header_s
1290 中学入試速報2026

1290 中学入試速報2026

中学入試と言えば私が学習塾業界に参入した折は東京解禁日(2月1日)が本番、1月後半の千葉や近県は本番に向けて最後の確認と滑り止め確保、という形が一般的でした。

しかし近年は12月1日解禁の千葉優先入試から始まり2月まで…といった長丁場になってきました。さらには優先入試のニーズが高まりそこがターゲットとなる学習計画も一般的になってきました。

これは中学受験が市民権を得て地域の中学校より自分で選んだ中学校に…と考えるご家庭が増え、その中で優先入試を…と考えるケースが増えているように感じます。

 

多岐にわたってご指導頂く私立中学校の先生方に話を伺うと『優先入試実施校12月にピークが来るようだ』とのこと。わざわざ1月を待つ必要はないと考えるご家庭が増えているのです。

募集の重心がそのような形でシフトする以上、学習塾もそれに対応できる形を取らなくてはなりません。12月の優先・1月の一般・2月の都内中学3つのピークに対応できる準備が求められるのです。

これは…教室にとってトップシークレットに属する内容なので小欄での披歴は差し控えます。技術的な面より目的意識の持続という受験生の心的サポートの方が大切と考えます。

また、併願作戦も重要です。私は『中学受験を志したなら公立中学校には絶対に行かせない』と心に銘じて取り組みます。中受しました・公立中学校入学です、は3年間地獄です。

併願は大事、と言いながらも優先入試ではそれを提案するタイミングがあると思います。あまり早くから話すと生徒さん(まだ小学生です)の意志を削いでしまうことがあります。

また、高校受験に比べて中学受験は保護者様に決定権があることが多く、志望校などはご本人より保護者様と協議することが圧倒的多数です。そこにご本人の意欲や意思をどう乗せるかも大切な要件です。そうしないと『本当は受験、嫌だった。。。』となりかねません。

 

個人的な見解ですが、中学受験は高校受験・大学受験に比べて圧倒的にデリケートです。しかしその繊細さを表に出してしまうと受験生本人やご家庭に不安を与えてしまいます。そこは難しいトコロ。。。

そんなことを踏まえ、LS WILLみ春野本校の2026年入学の中学入試は無事全ての生徒さんが終了しました。今年も全ての生徒さんが優先入試チャレンジで全員合格を勝ち取りました。おめでとう!

合格して気分が上がっているこの時だからこその助言を一つ。中学受験はゴールではありません。むしろ公立中学校より厳しい競争が待っています。そしてキミはそのスタートラインに立ったのです。

ここからも弛まず進め!

 

来たれ 冬期講習生!!