小学生で通塾を開始する生徒さんは大きく分けて3つのパターンに分けられるように思います。一つ目は中学受験準備、二つ目は『勉強、伸びそうだから…』と得手を伸ばすパターン。三つ目は『苦手な箇所が…』というパターンです。
一つ目・二つ目はマニュアル的な対処で十分に伸ばすことができます。ちょっと難しいのは三つ目です。苦手な所があってそれに対して引け目も感じていることが多いからなのでは。。。
当教室でもそのような動機で通塾を開始した小学生はかなり多いように感じます。私はそのような状態でお預かりできることはありがたく、また楽しみでもあります。
楽しみ…と言ってしまうと不謹慎かもしれません。でもそう表現するのが一番妥当なのではないかと思います。なぜ楽しみなのかをお伝えしたいと思います。
各学年で解らなくなってしまう箇所・苦手意識を持ってしまう箇所は大体限られてきます。つまり、そこを乗り越えれば多くの場合は学習を円滑に進めることができるようになります。
そしてもし再度つまずいても『前回乗り越えられたように取り組めばここも乗り越えられる』と知っているので初回より余裕があります。それが繰り返されればやがてつまずかずに進められるように。。。
この状態に至ればあとは初心を忘れずに…、時間意識を持って…などの声掛けを適宜入れていくだけでも生徒さんはぐんぐん伸びていきます。県内トップ校に入れる力を醸成することだって十分に叶います。
よろしくないのは、つまずき単元の乗り越え方を間違えてしまうこと。親御さんが力ずくでその場だけの理解をさせようとしたり、ひどい場合はそこで勉強を諦めてしまったり。。。
こうなってしまうと倍・三倍の時間が必要となってしまいます。そうならぬように『アレッ!?』となったときに最善の方法を取れるようにしてほしいと思っています。
もう一つ蛇足ながら。。。上記の楽しみ、そうなってしまっている生徒さんは一概におとなしく俯いてしまっていることが往々にして見受けられます。しかしそれを乗り越えつつある生徒さんは徐々に顔を上げてくれるようになります。
自信を取り戻せば通塾時や帰宅時に『こんにちは!』『さようなら!!』を元気な声で伝えてくれるようになります。こうなればシメタものです。そこから先はさほど厳しい道程ではないことを感じさせてくれます。
来たれ! 秋期入会生!!

