中学校では進路調査・二者面談(先生と生徒)が終わり、志望校が受験校に代わっていく時期です。毎年この時期には生徒さんや保護者様から相談を頂きます。
LS WILLは比較的早めに受験する学校を絞り込みます。各校の対策は早目にできるならその方が後々の時間的余裕に繋がります。時間的余裕のない受験は負け戦に直結しませんか!?
この時期は現実が見えてくる時期でもあるのです。『憧れの学校』『目指していた学校』に点数が足りているか、方針は合致しているか。。。合っていなければ合格は難しく、入学できたとしてもその後が厳しくなってしまいます。
多くの学習塾では現時点での偏差値で判断しがちです。でも、そうなると秋以降の努力は否定するとなってしまいます。私は中学受験・高校受験では入試の前日まで、場合によっては当日朝だって力を伸ばせると思っています。
その伸び率は生徒さんをよく知らなければなりません。また、方法論として伸ばす方法・引出をたくさん持たねばなりません。それには私自身の日々勉強も足りないものと思わねばなりません。
学習塾には学力を伸ばすことだけに注力しているところが多いのですが、それだけでは不十分です。特に受験生に向けて『今の力100%を得点に転換させる技術』も不可欠なことです。
これは一部で『試験テクニック』と言われ、学校の先生の中にはこれを忌諱する声もあります。しかし点数が伸びなければ生徒さんのやる気を喚起することは出来ません。結果が伴ってこその勉強です。
学力を100%得点に転換させるには数々の技法が必要です。代表的なものとして『試験では出題順に解かずに解ける問題から着手する』があります。これ一つでは些細なことです。しかしそれが積み重なると5点10点と変わってきます。
数学の見直し方法・英語の見直し方法、実はそれぞれに違います。生徒さんの個性によっても変わってきます。それらを的確に指導して学力⇒得点により近付けられる方法を指導することは塾にとって大切だと思います。
今後はより高い得点力を付けられる指導で現在地から目指すべき高みへ引き上げていく時期です。それにはご家庭と教室の信頼関係も大切な要素です。そして連携も。。。仕上げが近付くにつれ、一つ一つの要素の重要性が高まります。
私は現時点での成績・模試結果重視の進路決定より、これからの取組み・頑張る量を期待して予測できる進路指導でありたいと思います。夏休み明け・秋期の数値で現在地を知り、それからどうやって理想に辿り着けるかを説ける塾でありたいと思います。
とは言え、ギャンブルのような受験はさせません。それはまだ十代半ばの生徒さんに計り知れぬほどのトラウマを負わせます。受験に絶対はありませんが分の悪い戦いに挑ませることは本意ではありません。
この時期は毎年迷います。生徒さんの授業進捗・模試結果・通知表などありとあらゆるデータを確認します。その上でどのように目指すべき道を示すのか考えに考え抜きます。それが使命だからです。
中3生にとって進路決定とは高校3年間を決めるだけではありません。高校卒業後の人生をも大きく変える選択です。その意味を念頭に指導に当たる塾でありたいと思っています。
来たれ! 秋期入会生!!

