非常に大切なことなのですが、反面では時代に逆行しているためご提案しても棄却されることが多い話です。しかし本当に大切な話だと思うのです。
受験に臨む際、読解力を付けようと慌てて読書に取り組むケースが良くあります。読書は推奨したいところですが読解力は一朝一夕に身に付かないものです。
もし現在中3・小6中受生なら余程肝を据えてじっくりと取り組むべきです。この場合、2か月3か月で結果を求めるのは性急です。せめて半年は必要です。恐らく受験直前期までかかります。
しかし、『そんなに時間が掛かるなら…』と断念してしまっては何も生まれません。6か月で育てられる読解力で臨まなくてはならないのです。
千葉県の某私立高校から始まったと言われる朝読書、現在は3,000校弱の小中高校で実施されているそうです。これでやっているから…と侮ってしまうことは自分の弱さを看過することになってしまいます。
そう考えると読解力とは『やっているかどうか』より『日常において強い刺激があるかどうか』で計らなくてはならないものなのかもしれません。昨今は読書より刺激の強いものなどいくらでもあります。
また、それに反して昨今の出版物は『小学生用』『中学生用』と言った平易で親しみやすい文章が幅を利かせています。これ、意外に厄介です。これを読んでいれば読解力はつくのか…!?
その出版物の評価について言及は塾の職務ではないので今回は避けます。但し、入試に役立つかどうかを判断基準にすると。。。
残念ながら役に立たないと断言して良いかと思います。その根拠は入試国語の出典です。国語の読解問題、千葉県は物語文と説明文が例年のように出題されます。その出典は受賞歴のある作家やその作品が非常に目立つことです。
とびぬけて多いものは『直木賞』です。直木賞は『中堅・新進の作家による大衆文学』が選考対象となっています。残念ながら『小中学生向けの児童文学』では受賞に至らないことが分かります。
『大人が読むような本』にチャレンジすることが入試に直結する読解力を身に付けることだと知っておくことも必要なのではないでしょうか。
次章では本を使わない読解力増強の方法について述べたいと思います。
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