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1266 ダ〇語!?

1266 ダ〇語!?

小学生・中学生の学習には『覚えること』『丸暗記すること』が結構多くあります。理屈を伴わせて覚えることが理想なのですが、どうしてもそちらは後回しになりがちです。これは致し方ないところ。

塾での学習もそんな要素が目立ちます。独自色を打ち出す塾ほどその傾向が強いのではないかと思います。かく言うLS WILLもその一つです。以前チェーン展開で行っていた際には『そんな風に!?』と訝しげな顔をされたことも。。。

 

例えば『√2~√10は暗記しよう!』『11²~19²は即座に出るように!』『半径2~10㎝の円周と面積は覚えよう!』など。それぞれ特性が出ています。覚え方もいろいろあるようですね。

理科だと有名なものが『スイ・ヘー・リー・べ・ボ・ク・ノ・フ・ネ』があります。言うに及ばず、原子記号の暗記方法です。無機質に『水素。。。ヘリウム。。。』と覚えるより遥かに効率的です。

社会だと年号の語呂合わせが有名です。膨大な量の出来事を年号に結びつけるのは結構大変。しかしそれを語呂合わせで整理出来れば学習効率は一気に上がります。

社会に限って言えばこれが難問攻略方法になるのです。千葉県公立入試で毎年のように出題される『出来事を起こった順に並べ替える』問題。これは完答の場合が殆どなので正答率は際立って低くなっています。

 

塾は受験技術も教えなくてはなりません。そうなると。。。必要なものとして考えるべきです。例えば『15²って筆算すればいいじゃん!?』と考えていたなら時間効率を踏まえて正しくないやり方なのだと諭すべきなのです。

皆さんは『8✕7は?』と尋ねられたら九九で考えますよね!? 計算論理や難しい理屈を踏まえて考える・答えるケースはほぼないと思います。それが根拠です。1桁が2桁になった、それだけです。

これは技術として…という以前に習得すべき知識だと思います。しかし学校ではあまり重視していません。これ、どうしても技術先行の話になるからです。致し方ないことですがもどかしく思います。

 

さて、前置きが長くなりましたが表題について。ある日生徒さんが唐突に『H・A・L・O・T・T・D』と言い出しました。私はびっくりしてそれは何を意味するのか尋ねました。そうしたところ。。。

『I have a lot of things to do. の頭文字だよ!』『基本構文、丸暗記したかったから。。。』『やり方、自分で工夫したんだ!』とのこと。私はてっきり『アルファベット3文字のアレが進化したヤツ』と勘違いしました💦

方法としてまだ改善すべき個所はありますが、やろうという意欲はとっても評価できるものだと思います。自分の力で考えたことも評価できます。この取り組み、改良に改良を重ねて力になってくれると良いなと思いました。

 

覚えること・暗記すること詰め込み学習と一律に否定する風潮も未だあります。しかしそれは違うように思います。知識(覚えたこと・暗記したこと)に裏打ちされた思考こそ求められるものだと思います。

必要なことを頭の中に整理する、これを言い換えると『覚える』『暗記する』となります。そこから逃げずに取り組むことこそ勉強の芯であると考えます。

勿論それだけのものを一朝一夕に身につけることは大変です。だからこそ覚えるためのテクニックをLS WILLで習得して欲しいと思います。

 

来たれ 夏期講習生!!