column_archive_header_s
1238 あれ… そんなに魅力的じゃないかも。。。

1238 あれ… そんなに魅力的じゃないかも。。。

国会運営の叩き台として教育が利用されてしまうことがよくあります。悪い言葉で言えば『教育をダシにした人気取り』という国会議員や国政政党が目立ちます。

2025年の通常国会では『高校無償化』が大きな論点となりました。これを論題にすることで『教育に関心がある政治家・政党』といったイメージを持たせたいのでしょうが。。。

 

数字的なものを比較していきましょう。以下は公立高校及び私立高校の授業料他掛かる費用の一覧です。なお、金額はご参考までに。今後変更されることがあります。

公立高校(全日制)
 入学料 5,650円
 授業料(年間) 118,800円
その他、PTA会費・生徒会費・教材費・制服代などが掛かります。年間20~30万円程度、が目安です。

私立高校(全日制・一例)
 入学金10万円
 施設費20万円
 授業料50万円
その他PTA会費・生徒会費・教材費・制服代などが掛かります。年間80~100万円程度(初年度)、が目安です。

そのうち、現在論点となっている『高校無償化』ですが、給付・補助の対象は授業料のみです。つまりそのほかの項目については従来通りとなるのです。

授業料分を差し引くと公立高校が10~20万円程度私立高校が50万円程度です。勿論2学年以降は入学金や制服代などが掛からないため、もう少し低い額になります。が…

 

金額的に見れば年間50万近くもかかります。無償化には程遠い内容ですよね!? それならもう少し運用方法や給付方法などを根本的に見直した方が良かったのでは。。。

また、公立高校の大幅な定員割れが問題化しています。さらには大阪のように公立高校の統廃合が大々的に行われて問題化しています。

高校は大学進学のステップであるとともに地域への労働力提供窓口の役割も担っています。それらを簡単に統廃合させてしまうシステムは国を滅ぼす元凶となりかねません。

 

乱暴な話ですが。。。高校は義務教育ではありません。従って過度な援助システムに食い違いを起こします。ましてや高校設置の計画段階と全く違う方針ではこれまでの投資が無駄になります。

長い目で見てこのシステムは誰を幸せにするのでしょうか。無償化の恩恵を受けて入学できる受験生でしょうか。それも違いますよね!? 努力せずとも入学できる高校に意味はありますか!?

 

掘り起こしていけばそれだけ底の浅い考えで作った法律です。そして一度法律として制定されれば覆すことはその倍も三倍も労力がかかります。

しかしそれも『国会対策』『選挙対策』という教育現場と関係のないところ関係のない・理解していない人たちによって決められてしまうことは非常に残念です。

憂国という言葉があります。文字通り国の将来を憂うことです。この先に未来があるのか、未来を生み出すために何をすべきか、そして生徒さんたちに何を授けるべきか日々考えています。

 

来たれ 新入会生!!