千葉県公立高校入試は出願したのちに倍率などを見極めて志願変更することが出来ます。これは一部の高校に出願が偏ることを回避する狙いがあります。
どちらも同じくらい行きたくてどちらも同じくらいの偏差値や点数が必要、そうなったときは半ばギャンブルのような形で出願しなくてはなりません。吉と出るかどうかは天のみぞ知るのです。
でも明らかに倍率が違う場合は志願変更したほうが…いや、志願変更すべきです。これまで精一杯の取り組みをしてそれをどうやって結実させるべきかを考えた時、志願変更は自然な考え方です。
しかしこの志願変更、中学校の先生は嫌がります。ただでさえ受験前の落ち着かぬ時期に突発的(でもありませんが。。。)な事務作業が入ってくるのですから。しかしそれを見込んだ仕事をすべきでは!?
中学校によっては志願変更(通常2日程、2025年入試は2/10・2/12です)を1日目のみに限定することがあります。書類不備や不慮のトラブルで出願できなくなることの防止、と思いますが。。。
他方で中学校としては早々に受験校を確定させたいという思惑もあるようです。しかし『受験校の早期確定』が受験にプラスの作用をもたらすかは疑問です。それって事務処理を減らすための中学校側の言い分では。。。
受験生やそのご家庭ではギリギリまで迷いたいはずです。その結果最終日に志願変更を決断したとなれば対応するのはもはや中学校側の義務のように思います。
受験生心理として『志願変更したかったけどできなかった』という思いは受験直前までストレスとして残ります。これ、私自身が肌身で感じています。最後の最後に暴発して…というケースも。。。
学習塾側も早々に受験校を確定できればという思いはあります。それが2日目対策(学校独自試験)になるからです。でも生徒さんやご家庭の気持ちがその学校に向かなければその後の授業精度は下がります。
それなら直前まで悩むべきだと思います。その結果、その日から受験日までは大変なことになるかもしれません。しかし生徒さんやご家庭がそれを選んだなら私もそのサポートに徹したいと思います。
そしてその覚悟があればその苦しい日々を乗り越えられるはずです。事実、そんな苦難を乗り越えた生徒さんは意外なほど多いのです。やり切るという意味を身をもって示してくれるのですね。
受験に正解はないと言われます。一方の進路を選べば他方を選ぶことは出来ません。つまり検証できないからです。しかしその状況でも少しでも正解に近い方を示せるように日々心掛けたいと思います。
ガンバレ! 受験生!!