column_archive_header_s
1194 三者面談

1194 三者面談

受験生にとって出願作戦併願推薦の獲得など非常に重要なことが決定する席が秋期三者面談です。これ、本当に大事です。この面談で話し合ったことをもとに受験が進められるのです。

よく、三者面談前に『センセ~、三者面談って何に気をつけたらいいの!?』と質問を頂きます。これ、本当に毎年のように頂きます。裏返せば三者面談がそれだけ大切ということだけは伝わっているからでは。。。

三者面談、実は学校の先生にとっても鬼門のようです。事実、三者面談用のマニュアルを準備している中学校もあり、その対応には苦慮しているようです。

但し、この面談はせめぎあいです。学校としても手がかかる受験より同一指導で賄える受験に誘導しようという意識があるそうです。でも、大切なお子様の進路がそれでいいのでしょうか!?

 

三者面談で大切なこと、その①『お子様やご家庭の意思を明確に伝えることです。家庭内で意見が衝突して結論が出ていない場合でも『この意見とこの意見が…』と明示することが大切です。

うやむやにしてしまうと上記のような指導が学校から入ってそちらに従わざるを得ず…となりかねません。そうなってしまうとせっかくご家庭内で協議しても無駄になってしまいます。

 

大切なことその②『ある程度の情報は面談前に裏付けを取っておく』ことです。実は学校の先生方も受験のプロとは言いにくいところがあります。3年に1度の進路指導、プロとは言いにくいですよね!?

ご存じの通り昨年今年は受験情報が大幅に変更になっています。そんな年度は尚更です。昨年は千葉景愛・敬愛学園、今年は千葉英和『併願推薦確約を廃止』しています。そうなるとこてはし台地区の出願戦略は根底から変わります。

中学校の先生方にとって『今年は大きく変わって特別だから…』と言えることも受験生諸君にとっては今年こそが一生に一度の高校受験、それを『運が悪かった』のような言い方で片付けられても。。。

 

そして大切なことその③『学校とは良好な関係を保つ』ことです。三者面談で感情的になってしまうケース、実は非常に多いそうです。しかし関係を悪化させてしまうことは今後のためにはなりません。

残り少ないとは言え、中学3年生にはまだ数か月の中学校生活が残っています。その時間を針の筵に座るがごとく…として欲しくはありません。出来ることなら笑顔で卒業させたいものです。

また、下世話な話ですが。。。内申書を書くのも事前相談に行くのも学校の先生です。保護者様が変わってやってあげることは出来ません。それなら。。。

以前の生徒さんの話です。三者面談を終えてお父様にその内容を告げたところ、お父様が感情的になって『これから学校に怒鳴り込む』と気色ばんで。。。ということがありました。

それを聞いた私はやんわりと止めました。それ以上は学校の先生の力が及ばないと判断したからです。『お子さんの受験は全て私に任せてください。そして笑顔で卒業できるようにしてあげてください』と。。。

その先輩は見事第一志望を勝ち取り、今では希望した仕事で生き生きと輝いているそうです。卒業して何年もたったある日、ふらっと教室まで遊びに来てくれました。

『センセ~、あの時父親止めてくれてありがとね』『あのまま怒鳴り込まれたら成人式後のクラス会なんか行けなかったよ』そうか、そういうこともあるのか。。。私はただ笑顔で卒業させたかっただけなのですがそんな評価して貰えたのは嬉しいことでした。

 

ちょっと、いや、かなり長くなってしまいました。長文にお付き合い頂き、本当にありがとうございます。しかし、三者面談の大切さを少しでもお伝えできたら嬉しく思います。

そして②で述べた情報武装に不安のある方は教室までお気軽にお問合せ下さい。学習カウンセリングも込みで情報提供しております。

こてはし台中学校の三者面談は11月20日からです。これを契機に進路のこと・将来のことをご家族でじっくり話し合って欲しいと思います。