急に肌寒くなりました。受験生のキミにとって気持ちを引き締める時期になったとともに体調管理にはより一層の注意が必要な時期となりました。頑張ることと無理をすることは違います。きちんと線引きをしてこれからの学習に取り組みましょう。
さて、先日受験フェアがありました。そのフェアでは公立・私立の高校、一部私立中学が出展して大盛況だったそうです。その折には個別相談会(これがメインです)が実施され、多くの受験生が列を作って相談に参加したそうです。
しかし中には。。。という話も聞きました。中学3年生のお子さんとその保護者様だったそうですが、中学校や塾から何の指導も受けていないのでは…という参加者も散見されたそうです。
受験生母 『うちの子、勉強はアレなので特進コースは難しいと思いますが、普通クラスなら…と考えていまして。。。』
高校の先生 『フムフム』
受験生母 『でも大学は行かせたいのですが、指定校推薦などは特進クラスから順に枠を取りますよね!?』
高校の先生 『エッ。。。!?』
受験生母 『今の時代、大学進学くらいは楽をさせたいので特進に行けるアタマがあれば。。。でも仕方ないですよね!?』
高校の先生、びっくりしたそうです。なぜならお母様が仰っていたこと、全て逆なのです。現在、多くの私立高校が『特進コース』『普通コース』と2本立てで募集していますが、誤解も甚だしいと嘆息されていらっしゃいました。
特進・普通のコース分け、これは決して勉強が出来る・出来ないだけで分けているのではありません。高校3年間をどのように過ごしたいか多様なニーズに応えるために出来ていると考えるべきでしょう。
大学受験・将来の進路獲得に向けて頑張るのも一つです。しかし、部活動や学外サークルで頑張ること、自分の興味を掻き立てられることに没頭することも選択肢として挙げられます。
勉強以外のことについて頑張るのであれば学校の授業が朝から遅くまで・長期休暇は合宿勉強となる特進コースは却って障壁になります。勉強も、それ以外のことも頑張りたい高校生には普通コースこそが理想の進路です。
また、特進コースを『頭のいい』、普通コースを『勉強が苦手な。。。』と考えるのは如何なものかと。。。恐らく、高校の先生はそのような目で生徒さんを見ていないと思います。ご家庭の中で勝手に・自主的にコンプレックスを作っているようにも感じます。
また、指定校推薦制度についても… ちょっと長くなりました。この点については教室でご説明いたしましょう。興味のある方はお気軽に教室までお問合せ下さい。
私は『偏差値の高い学校が良い学校』とは思いません。また、全ての生徒さんにとって最適な学校はないと思っています。一人一人の個性は違います。だからこそ一人一人に最適な学校も違ってくるのではないかと思います。