皆さんは受験に限らず情報はどのように得ていますか? そして得た情報の取捨選択はどのようにしていますか? 少なくとも鮮度切れの情報を当てにして動く方は少数派だと思います。
しかし、受験に限って言えば、鮮度切れの情報に振り回されている方がなんと多いことか・・・ 学校の先輩やご近所のお兄さんお姉さん、果てはお父様お母様の高校受験を振り返ってというケースも未だに見られます。しかもこれ、実は学習塾業界に在職する人間にもある話なのではないかと思います。
私が会社員として学習塾業界に奉職していた時期の話です。もう業界歴もそれなりにあったので私立中学・私立高校とも必要なネットワークが出来ていたにもかかわらず、学校回りをして入試情報を収集していました。それを上司が『毎年毎年行く必要があるのか』と強い調子で咎めてきたことがありました。この上司は入試情報が毎年変わることを理解できていなかったのではないかと思います。
もしこの上司が教室運営責任者で自分が、自分の子供が塾にいたら受験そのものが成立しなくなるのではないでしょうか。皆さんも是非想像してみてください。
もしこのコラムを読んでいるあなたがどちらかの塾に入っている場合は塾の担当者(教室長や塾長、教場長といった立場の方)がきちんと最新情報を管理しているかどうか確認することが重要です。管理していない場合、あなたが自分で情報管理をするか、情報管理が出来ている塾に転籍することも視野に入れなくてはなりません。それくらい重要な話なのです。
近隣の私立中学校・高等学校は入試システムが大きく変わる転換期を迎えたようです。受験科目選択制度、インターネット出願など受験制度の根幹に関わることにも変革が見られます。入試制度は一年違うと全く変わったものになることがあります。そういったご時世に『去年お隣のお姉さんはこうやって受験を・・・』と対応するのは些か無理があるように感じます。
最後にこの欄にはいつも最新の情報を、と心掛けていますので『コラム記載時現在の最新情報』を掲載することは控えます。何卒ご理解ください。最新情報はいつも教室にストックしていますのでお気軽にお問い合わせください。