先日驚いたことがありました。未だにそんな進路指導を…と痛切に感じました。これ、私が中高生の頃と全く変わりませんでした。今でもそんな指導か。。。これが私の率直な気持ちでした。
とある中3受験生とそのお母様からのご相談。その生徒さん、勉強はあまり好きではないとのこと。その分スポーツに打ち込みたいと訴えてきました。そちらの情熱は十分、そんな様子でした。
少し特殊な競技だったので部活動としてできる学校も限られていました。ただ、そこにはちょっと点数が足りない様子。だったらそこを諦めて…と指導されたそうです。
学校の指導については理解できる点もあります。危機回避してできるだけ安全な受験に導くという姿勢は致し方ないもの。ただ、それが原因で高校3年間の生活がまるで変わってしまうこともあるのです。
それなら挑戦することを学習するため、成功体験を得るためにも本当に目指したい学校が求める数値に届かせる取り組みを私から提案しました。その上で安全策も取れるような受験戦略を助言しました。
令和の世になってもいまだに『今の偏差値・内申点は○○』『その点数で行ける学校は○○高校』『ではそこを志望校にしよう』という三段論法的な進路設定・目標設定。キミの未来に相応しいですか!?
本来なら『自分の行きたい学校は○○高校』『自分の現時点での偏差値・内申点は○○』『○○くらい足りないからそこは□△な努力で乗り越えよう』というのがあるべき姿です。
受験生はどうしても弱気になりがちです。安全策を取りがちです。しかしその安全策は頑張りたくない裏返しではありませんか!? 厳しい言葉ですが、ここを頑張ればキミの人生が大きく変わるからこそです。
10月ごろ・秋期は頑張っても模試の結果が上がりにくくなる時期です。みんながみんな受験体制に入るためライバルが一気に増えるからです。模試の受験者が増えればそれだけ結果は伸びにくくなります。
ここを我慢して取り組めるかどうかで入試直前の伸びは変わってきます。コツコツと基礎を積み上げられれば入試前にグンッと伸ばすことが可能です。結果が出ないから…と手を抜くと。。。
私の肌感覚や中学校の先生方と話した内容を総合すると、コロナ前の受験生と今の受験生は気風が変わったように感じられます。今の受験生は諦めが早いようにも感じます。
しかしやり方が解らないから諦めたのであれば教室までご一報ください。受験に向き合える様々な手法をご提示します。
やるかやらないか、それはキミの判断に任せます。