学習塾・予備校のテレビCMやチラシに『生徒さんは何もせずとも…』のような一節をよく目にします。苦労があるよりない方が良いのは当たり前です。でもそれで大丈夫かな…?
私の知っている学習塾や中学校の先生で進路指導がお上手な方は『これをやりなさい』『ここを見てきなさい』『この先生(進路先)と話してきなさい』などの指示を実に的確なタイミングでお出しになります。
その結果、やらなくてはならないことが結構増え、受験生としての忙しさを感じるようになります。しかしその忙しさの中で受験生としての気構えが出来ていくのではないでしょうか。
受験生になれば学校見学会、入試説明会など志望する学校などを訪問する機会が増えます。また、会場模試で見知らぬ学校に行くこともあるでしょう。それらの積み重ねはこれから先のために必要となります。
従ってキッチリ受験指導をする塾ほど結構メンドーで忙しくなります。まぁ、メンドーと言っては実も蓋もありません。必要なこと、不可欠なことです。
一方、楽をして見学会・説明会や会場模試にも参加しなかったら。。。学校の雰囲気も分からず、ちょっとした気付きも得られません。会場模試に参加せずにいきなり入試本番は…ナシですよね!?
小欄でも『効率よく』『無駄は省いて』などの言葉が目立ちます。それ、裏を返せば受験生は相当忙しいからに他なりません。受験生ってそんなものだと思うのですがいかがですか!?
省いて良いものと必ずやらなければならないものの取捨選択も受験生の皆さんにとって大切なことです。ただ、受験が初めてのご家庭(長子様)ではその基準や線引きも危ういもの。そんな点は塾や学校に頼っても良いのでは!?