夏休み期間中と9月中旬以降になると大きな会場で『進学フェア』『入試フェア』のような合同説明会が行われます。一度に複数の学校から話を聞くことが出来るところからどの会場も大盛況となります。
通常の学校説明会なら半日から1日費やして1校の情報しか手に入れられません。対して合同説明会なら1日で複数校の情報入手が可能です。これだけでも大きなメリットです。
また、『それほど気になっているわけではないけど…』という学校の説明会に足を運ぶのは少し気が重いものですが、合同説明会なら気軽に話を聞くことが出来るのもメリットだと思います。
ただ、この合同説明会にも弊害はあります。多くの学校が軒を並べて説明ブースの設定をしていると活気のある学校とそうでない学校の差が大きく感じられてしまうことです。
言い方を変えれば『説明会運営の上手な学校』『盛り上げることが得意な学校』が魅力的に見えてしまうこと。誠実な学校運営をしている学校ほど地味に見えてしまう…そんな声をよく聞きます。
だからこそ合同説明会だけではなく学校まで足を運んで実際に校舎や先輩たちの様子をキミの目で直接見ることが大切になります。それによって通学路の様子なども分かります。3年間・6年間この道を通うんだと考えながら訪ねてみるのも良いのではないでしょうか。
あと一つ、合同説明会で成績資料などを持参する生徒さん・保護者様がいらっしゃいますがそれは辞めた方が良いと思います。合同説明会は皆さんが思っている以上にガチャガチャしています。
そんな中、大切な成績資料・模試結果を紛失したら大変です。多くの私立中高では合同説明会での成績資料を受け取りません。個別説明会なら一部の学校では受け取っているようですが。。。
ここから先は蛇足ですが… 中学1・2年生や中学受験の小学4・5年生には敷居が高く感じるかもしれませんが、私は参加すべきと思います。受験ってこういうものだ・こんな学校があるんだ、など新しく大きな発見もあるからです。
また、受験半年前になって参加では手遅れになっていることがあります。例えば私立高校の併願推薦・専願推薦。これは内申点で決められることが多いのでこのタイミングでは遅すぎます。
それなら受験生になる前に『受験学年の内申点は〇科目で○○点』と明確に目標を定めるべきではないでしょうか。それが第一志望突破への第一歩となるはずです。