小学生や中学1・2年生から『こんな時期にそんなに勉強しなくても…』という声を聴くことがあります。外部のみならず教室内で生徒さんから聞くことだってあります。心情的には理解しますが。。。
当教室は高校受験がメインです。中学受験や私立中の内部進学対策も対応しますが、メインは高校入試対策です。だからこそ小中学生や中学1・2年生からそのような声が上がることも頻繁にあります。
心情的には…としましたが、現実には小学校(特に5・6年生)から高校入試の準備は始まっているのです。それを見逃してしまえばのちの後悔となることは明白です。それなら前倒しして準備することが必要では!?
令和6年千葉県高校入試(令和6年時点で高校1年生の生徒さんが受験した入試)では次のような問題が出されました。
【国語】
大問二
漢字の読み 粘り / 惜別 / 示唆 / 諮る
漢字の書き タバねる / ソまる / オウライ / 一日センシュウ
【数学】
大問1
(4) 立方体の展開図として正しくないもの(選択肢省略)
これらは小学生でもチャレンジする意味がある問題ではないかと思います。そして解ける小学生が特殊なわけではありません。高校入試の問題には小学生で学ぶ範囲も含まれるからです。
昨今は高校入試問題の易化現象が顕著です。それに対して『平均点は上下している』との主張がありますが、それは出題時点で加減されていることを注視しなくてはなりません。
易化が進むということは点差が開く、という現象を引き起こします。小学校時代から準備をしていた受験生と付け焼刃的対策を取った受験生ではびっくりするほどの差が出ます。
苦手克服には小学生時代に『1の労力』で済んだものが中学生になれば『2~3倍の労力』が必要になります。受験間際で対策をしようとすれば10倍の労力が必要になることだって珍しくありません。
それなら今からできる対策をコツコツと積み上げることこそ大切です。付け焼刃ではなくキミ自身が鍛え上げ・磨き上げた力を付けられると良いと思います。
もしキミが長い夏休みを一日ダラダラ過ごしていたら。。。その一日も受験前日に必死になって勉強している一日も同じ一日だと気付いてほしいなぁ。。。
何から準備を始めたらいいのか…と悩んでいる小中学生や親御さんに朗報です。LS WILLには7・8月の講習のみ受講する『季節講習生』というシステムもあるのでそちらも是非ともご活用ください。
長い目で見られる学習習慣を付けられる夏休みにしてほしいと思います。