最近立て続けに表題のような話を耳にしました。これ、偶然ではなく時節的なものだと思います。つまり『夏期講習は努力の季節』だと思うのです。
でもこれ、あまり人に見られたくないと思っている生徒さんが多い筈。特に中学生男子の生徒さんは頑張っているところ、特に勉強に必死になっている姿は家族や友達には見せたくないのでは。。。
何故なら私自身がそうだったからです。気取って斜に構えていたからです。でもこれ、何のプラスにもなりません。後先のことさえ考えなかったのは愚かでした。時代的なものもあったと思いますが。。。
今は別の意味でもてはやされなくなっているのかもしれません。それは効率です。昨今はコスパ・タイパなどの言葉がもてはやされています。時間効率・費用対効果などと置き換えると分かりやすいですね。
勉強は…非常に効率の悪いものだと思います。一発で解るようにはならない・繰り返しやらなくてはならない・積み重ねが必要などなど。。。
これに輪を掛けるように『努力は報われないことの方が多い』『無駄な努力』『どうせやっても…』といった類の言葉がこの世の中にはなんと多いことか。。。
しかしこの仕事に就いて小中学生の勉強をよく見るとそれは間違いであることが分かります。少なくとも勉強に限って言えば『努力すれば必ず解る・出来るようになる』のです。
英語の学習を例に説明します。シンプルに『単語を覚える』ことに才能は不要です。覚える作業をするだけです。覚えるまでの時間には個人差がありますが、経験上それほど大差はつきません。
但し、間違った方法で覚えようとするとそれはたいへんなことになります。例えば『一律で10回書いて覚えよう』など。。。これ、学校でやっている方法ですが間違った勉強法ですよね!?
それなら正しい方法で同じ単語力があれば。。。英語を学習することがより円滑になりませんか!? 実際問題、英語が苦手と言っている中高生は約93%が単語力不足、という統計も出ています。
数学についても同じことが言えます。テキストマニア(!)の私から見ると昨今の潮流でより簡潔に説明しているテキストが増えています。簡潔な説明は好ましいのですが、弊害もあります。
それが途中式・経過式です。生徒さんの計算を見ていると大体は途中式が端折られ過ぎています。これで正解を導き出せればいいのですが、なかなかそうはいきません。
従ってきちんと計算できるようになるまでは途中式を省かずに頭の中で出来る計算をノートに残すことが大切です。それが徐々に省かれていくことが正しい計算練習です。
入会間もない生徒さん(特に小学生)によくあるのですが、計算を要する問題でもノートの隅っこに筆算して答えだけ書く、これは。。。
最後に私が唯一好きだったプロ野球選手の王貞治さん(現ソフトバンクホークス会長、私と誕生日と地元が一緒の縁で。。。)の言葉を紹介します。
『努力は必ず報われる』『キミの努力が報われないのは努力が足りないか間違っているのだ』
LS WILLでは夏期講習生・夏期入会生を募集しています。特典盛りだくさんの夏期講習、ぜひこのチャンスをキミが変われる節目にしてみましょう。