6月も終わりを迎えるころとなりました。学習塾では夏期講習の準備が佳境を迎えています。私がこの業界に入って一番の失敗を思い出す時期です。
学習塾業界には某年2月に参入しました。私は他業界からの移籍だったため、2月中は研修で3月から教室赴任となりました。新学期が落ち着くまでは…と上司・先輩がちょくちょく教室の様子を指導して頂きました。
もう大丈夫だろう、そんな思いがあって夏期講習は一人で臨みました。勿論不明点や迷うことなどは先輩方からの助言を得ながらでしたが、独り立ちしたような錯覚に陥っていたのではないでしょうか。
個別指導塾は集団指導方式と比べて講習準備に格段の手間を要します。その最たるものが日程作りです。生徒さんそれぞれに部活動や家族旅行などの予定があるのでそれを上手に組み込まなくてはなりません。
その上で夏休みを有効に使えるようにバランスよく日程組みをして…と考えてしまったのが間違いでした。講習日程はバランスよく組んでしまうと時として大変なことになるのです。
その教室、部活動仲間で互いに紹介してくれて同じ部活の生徒さんが結構目立ちました。その中の部活動が例年以上に頑張った成果でどんどん勝ち進んだのです。
部活動で勝ち進み活躍できることは普段の生徒さんを見ている身としては嬉しい限りでしたが、授業はお休みが続くようになりました。そうなってしまうと夏休み前半にやり溜めなかったことが悔やまれます。
これは上司や先輩方からきつくお灸をすえられました。やれるときにやるのは鉄則、あとで何が起こるか分からないなら早々にやる、そんな教訓を得られた出来事でした。
その生徒さんたち、夏休み明けに定期試験があったのですが、講師諸氏の協力も得て日曜返上(2週ほど…)で何とか完成させることが出来ました。完成させられたのは生徒さんたちの頑張りと講師諸氏の協力の賜物だと今でも感謝しています。
LS WILLとしてみ春野で教室運営をするようになってからも講習中に体調を崩して1週間~10日休むようになる生徒さんはポツポツ出ます。それでも前半偏重の日程なら対応できます。
更に言えば夏期講習なら全く進まなくても多少は挽回できます。まぁ、相当きつくなりますが… しかし受験直前の冬期講習となると… 仕上げるべき日、つまり入試日程が決まっているからです。
定期試験前などにもよく話すのですが、試験日当日に頂上に登れればいいと考えれば途中の悪天候などの突発事項に対応が出来ません。それなら試験の2~3日前に登頂して頂上で試験日を待っても良いのではありませんか!?
講習準備からちょっと脱線してしまいましたが、LS WILLではご要望がない限りは前半偏重の日程組みで講習に挑めます。その成功率が一番高いと考えているからです。
また、生徒さんのモチベーションとしても長期休み前半で勉強のピークを迎えられれば壁を越えやすいことも。。。長い夏期講習でこれまで頑張ってきたのにピークはまだ先…では気持ちも折れてしまいます。
そのようなことも踏まえて講習の準備を進めています。結構大変ですが、のめり込むと実に味わい深いものだと思っています。
LS WILLでは夏期講習生・夏期入会生を募集しています。特典盛りだくさんの夏期講習、ぜひこのチャンスをキミが変われる節目にしてみましょう。