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1141 英語が。。。 ~速報 令和6年度千葉県公立高校学力検査結果~

1141 英語が。。。 ~速報 令和6年度千葉県公立高校学力検査結果~

令和6年度入試(現在の高校1年生が受けた試験)の集計が発表されました。以下ご覧ください。

 

国語 50.4点(15.8) *カッコ内は標準偏差
社会 57.5点(22.2)
数学 51.9点(19.4)
理科 59.1点(19.2)
英語 56.4点(24.1)
5科目 275.3点(91.8)

平均点の水位は以下の通りです。(現行制度以降)
令和6年度 275.3点
令和5年度 257.7点
令和4年度 266.7点
令和3年度 286.2点

 

まず合計点から見ていきましょう。合計点平均は令和5年度までが難化傾向でしたがR6年度は前年比17.6点の大幅アップとなりました。次年度以降の入試にどう反映されるか重大な判断すべきところです。

科目別に見ると3~4点アップの科目が目立ちますが、英語だけは47.6⇒56.4と非常に目立つ点数推移となりました。受験生の英語力がアップした…と手放しで喜べる状態ではありません。。。

英語は標準偏差の広い科目となっています。標準偏差とは得点分布が広くなれば数字も大きくなり、平均値近くに集中すれば数値は小さくなります。つまり『出来る受験生・出来ない受験生の差が大きい科目』を意味します。

これは近年の傾向で熱心に英語に取り組める生徒さん見るのも嫌な生徒さんの両極端が普通に存在する証となるのです。これは。。。

実際に英語の本試験問題を見るとやはり易しくなったと感じます。2~3年のスパンではなく5~10年スパンで見ると非常に良く分かります。単語数は増えていますが長文は読み易くなった感じがします。

更に英語は大学入試でも必須となるケースが非常に多いのでもしキミが苦手意識を持っているなら早々に解決すべきです。キミが仮に高校生なら尚更です。受験が終わったからと安穏としてはいけません。

教育シンクタンクの先生に伺った話でも近年の英語試験では『フタコブラクダ化』が顕著とのこと。高校の先生方に伺っても同様です。学校によって習熟度別授業が取り入れられていますが一斉では相当難儀されているそうです。

更に中学校の先生方に話を伺うと『出来る生徒さんは英検3~準2級厳しい生徒さんはアルファベットから。。。』が現実だそうです。そうなると双方に効果的な授業は難しくなります。

 

繰り返しになりますが英語に苦手意識忌諱感を持っている中学生は早々に対策したほうが後々のためです。語学系の学習はどうしても時間がかかります。それなら早めに対策して得意科目にするつもりで取り組んだ方が良いのでは!?