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1128 諦めるな!!

1128 諦めるな!!

学習塾にはいろいろな生徒さんが通っています。『成績学年トップクラス』から『勉強は…』まで様々です。学校に行くことが出来ずに苦しんでいる生徒さんだっています。

中には『私なんか…』『僕なんか…』と思い込んでしまう生徒さんも決して少数派ではありません。むしろそんな声の方が多いのではないでしょうか。登山の途中で自分が登っている山の大きさ高さに気付けない、そのような状態だと思います。

でも… 諦める必要はありません。諦めて歩みを止めてしまえばそこまでですが、歩き続ければ必ず登頂できます。でも、雲が出て頂上が見えないってなると不安になるんですよね!?

知り合いの山好きな人に聞くと『そんな時は振り返って登った高さを確認する自分が思った以上進んでいることが分かる』とのこと。それを励みに更に登るそうです。

 

これ、色々と転用できます。勉強なら『ここだけはチョ~苦手!』と思っても一か月後にその問題をもう一度解くとスラスラ解けます。『なんであの時解らなかったんだろう!?』って思うほどに。。。

先日も計算問題をやっていた生徒さんに『センセ~にあの時10分で解けって言われて15分もかかったけど今やると10分で見直しや丸付けまでできたよ』『あの時はなんであんなに時間がかかったんだろう?』と。。。

弛まずに日々努力を積み上げることの大切さ、見落としがちです。どうしても我々現代人は即効性を求めます。『タイパ』という言葉がはやっている理由なのかなとも考えます。

しかし物事への取り組みの本質は『薄紙を敷き重ねるがごとくの積み重ね』だと思います。それはなかなか効果を実感できないだけに『意味ないんじゃないの!?』と疑心暗鬼になることも。。。

それでも弛まず諦めずに取り組むことで必ず力になるのです。勉強が一学年遅れてしまった生徒さんが半年ほどで一部単元だけでも追い付いていた、そんなこともありました。

 

非常にブラックな考え方ですが、公立小中学校の学習進度が遅いのは勉強が遅れてしまった生徒さんにも追い付くチャンスを与えるためかなと思うことがあります。

言い換えれば小中学生で勉強が遅れたって諦める必要はないと思うのです。工夫ややり方、そして意識の持ち方次第でいくらでも追い付けるのだと思います。

 

私の経験でもう一つ。一度大幅な遅れを経験してそれを挽回した生徒さんにはその後共通した様子が見られます。それは『二度と遅れを作らない』意識を持ってくれることです。

確かにそうですよね。苦しい思いをして遅れを挽回したなら二度とそんな気持ちで勉強したくない、それには遅れを作らない…そんな意識で取り組んでくれるようになれば私の役目は終わりです。

遅れを作らないことこそが一番大切です。しかしそうなってしまったら。。。諦めますか? それとも挑戦しますか? LS WILLは挑戦する小中学生を歓迎します。