私自身もなぜか胸の痛む話題ですが。。。授業中に『もうちょっと読みやすい字を書いて…』と指示する機会が良くあります。生徒さんにしてみたら『出来る限り早く解こうとした結果なのに…』と思っているはずです。

恐らく学校でも同じような指摘はあると思うのですが…方向性は全く違うと思います。学校の先生（国語の先生など）に話を聞くとやはり書道・書写の影響があるようです。いわゆる芸術要素の高い字という意味のようです。

一方で私の考えは全く違います。これも『得点のため』なのです。雑な字では読み違えることがあります。私自身がこれを経験しています。だから生徒さんには他山の石として欲しいのです。

算数・数学で数字が読みにくいと計算ミスの原因になります。同様に必要以上に小さな文字も間違える原因です。例えば分数の計算、無理に一行で書こうとすると数字が全く判らないことがあります。

英語でも雑な字で演習してしまうとスペルミスに気付けないことが多いように思います。きちんとした字の生徒さんとちょっと乱暴な字を書いてしまう生徒さんでは圧倒的に前者の方がスペルミスが少ない傾向にあります。

恐らく…というより私の経験則ですが。。。雑な字で書いてしまうと見直すことが嫌になってしまうからではと思います。そうなると字をきちんと書くかどうかで見直しの習慣作りにまで影響があるのではないでしょうか。

 

私は芸術的な字を求めることはありません。しかし、きちんとした字は書いてほしいと思っています。それによって得点に開きが出てしまうこと、更には見直し習慣にまで影響が出るからです。

LS WILLは学習塾なので見た目の良さには全く拘っていません。しかしそれが得点向上に影響するものなら是正していくべきと考えています。