先日、塾業界の大先輩と話す機会がありました。学区もお隣で受験校の情報交換など有意義な時間を過ごすことが出来て嬉しく思っています。高校受験においては得ることが多いと率直に感じました。
あっ。。。トゲのある言い方ですね。。。
そちらの塾は集団指導で高校受験の対応はほぼ全て網羅しているとのことですが、中学受験に関してはほぼ着手せずというスタンスだそうです。私は『???』と思いました。
これだけの指導力・教務力があってなぜ、と思いましたがすぐに合点がいきました。中学受験は志望校によって指導法が全く異なるために集団では難しいと言わざるを得ないから、だそうです。
高校受験は基準となるべき問題(つまりそれが公立入試です)があるのに対して中学入試は千差万別です。学校ごとの対策が求められます。同じ偏差値帯でもやることが全く違うことが当たり前にあります。
また、問題の質も違います。従って併願の選択も慎重にしなければなりません。一例として同じ偏差値でも『難しい問題が一問でも解ければ…』と『簡単な問題を全て正解して…』という違いが出ることがあります。
これ、対策が全く異なります。前者はじっくりと挑む姿勢・後者は効率よく解く習慣、これは二律背反します。トップ校と言われる学校はこれらを全て要求してきますがそれ以外なら入試をきちんと理解しない対策は無駄が多過ぎます。
その他にも2科4科(場合によっては英語も。。。)の選択、入試日程、試験時間や傾斜配点(公表の有無も含め)なども踏まえて併願作戦を作るべきです。そうなると集団塾では厳しい…とのことでした。
もちろん、集団塾で中学入試対策を謳っている学習塾はたくさんあります。大手の中学受験塾では『○○中学校受験コース』としているので上記の無駄も省けます。ただ、一度スタートすると志望校変更などは難しくなるようです。
近隣私立中学校(近隣以外も多いのですが。。。)の入試広報ご担当先生に話を伺うと千葉県では私立中学人気は近年にない盛り上がりを見せているそうです。私も肌感で感じています。
私自身は中学受験推進の立場ではないのですが、東京の様子を見ていても私立中人気が下がる気配はありません。これが10年後の千葉の姿と考えても良いのではないかと思っています。
今から中学受験準備では遅いのでは…と思っている方がいらっしゃいましたら是非当教室までご一報ください。これから対応できる中学受験、一緒に考えましょう。