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1120 もうすぐ春休み

1120 もうすぐ春休み

間もなく学年末を迎えます。春休みは楽しみ、でも。。。という人も多いかも知れません。この時期に考えておいて欲しいことを二つ話したいと思います。今回は公立中学新1・2年生にフォーカスして話を進めます。

 

一つ目は通知表。今回の成績は学年の評価も記載されています。納得できない結果でも覆すことは基本的にできないのですが、新学年でそれを挽回する準備をしなくてはなりません。

そのためには『何が足りなかったのか』を明確にする必要があります。ただ、ここに大きな落とし穴があります。これ、本当に多くの人がハマってしまうところなので注意しなくてはなりません。

中学校の数学、後期に行う単元は大きく分けて関数と図形です。この点数が伸びなかったから…とその復習に時間を割いてしまうと新学年の前期・一学期の出遅れを作ってしまいます。

何故なら4~6月期に行う単元は計算単元です。そこで図形や関数の復習をしても。。。数学が苦手であれば春休みには前学年の計算単元をきっちり見直して新学年の予習、という手順が鉄則です。

数学は積み上げの学習、と言われます。前学年の内容が理解できていないと新学年の内容は理解できません。しかしこの時期は関数や図形ではないのです。この辺はちょっと厄介でコツも必要です。

内申点の確認も併せて行いましょう。千葉県公立高校入試では3年間の内申点が反映されます。新3年生からの挽回は難しいと言われています。それなら1年2年時から留意しておくことが大切です。

志望校が決まっていない場合でも3年間の予想値がいくつになるかを知っておくべきです。そこから逆算して…ではなく、行きたい学校に行くためにあといくつ必要か…と考えることが大事なのですが…

 

二つ目は生活リズムの確認。学年が上がると生活リズムが変わります。特に小学生から中学生になると生活リズムは激変します。その変化にのみ込まれないように準備しましょう。

よく見られるのは『中学生になって・新学年になって生活に慣れてから…何かを後回しにして準備するケース。これ、無理がないように見えますが、実際は無理する時間・慣れるための時間を無駄に引き延ばすことになるのです。

ちょっと大変かな…と思っても中学生になったらこれとこれをやる、と分かっているなら最初から着手したほうが無駄なく出来ます。完全に慣れてから…としているとその時間が無駄になります。

 

新学年が始まるにあたり、気持ち新たに取り組んでいる小中学生も多い時期です。だからこそその頑張りが結果に直結するような取り組みを促していきたいと思っています。

この時期は逆転のチャンス・ライバルに差をつける絶好のタイミングです。取り組みには細心の注意を要しますが、無駄のない効率的な計画で取り組めば驚くような成果も生める、そんな時期です。