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1119 卒業生との付き合い方

1119 卒業生との付き合い方

他塾の方、高校の先生などと話す機会がちょくちょくあるのですが、今日の話題はその中で気になったことを。。。

LS WILLは中3までの塾として運営しています。そうなると『高校生は来ないのでは。。。』と思われがちですが実際はちょっと違うように思います。高校生は結構頻繁に来校します。

ここで言う高校生は当教室の卒業生です。同様に大学生もよく遊びに来ます。今春大学を卒業する先輩方はコロナ禍で大学生時代の大切な時間を蝕まれ…という話も聞いています。

このような話をすると良く言われるのが『卒業した子たちがそんなに頻繁に来校するの!?』という点。でも私から見ればそれは自然なことなのではないかと思っています。

 

市井の学習塾では『○○高校○○名合格』のようなことに躍起になっていますが、私は進学した高校で充実した3年間を送れているか、その先の進路(大学や専門学校、就職など)はきちんと選べたかの方が重要だと思っています。

そうなるとことあるごとに卒業生へも連絡を取るようになります。それが重なれば卒業生から節々で連絡をもらえるようになります。それを見ている在校生は『連絡するんだな。。。』と思ってくれるようになります。

それらをやっている中で副産物が生まれます。○○先輩みたいになりたい!』というものです。今の小中学生は結構物分かりが良く、言い換えれば諦めが早いように思います。しかし目の前に夢を叶えた先輩がいたらそれに近付きたいと思うはずです。

先輩方も後輩(在籍生)から相談があれば積極的に応じてくれます。そして在籍生が卒業して先輩が助言してくれたから…』と進んで助言してくれるようになります。良い循環を生んでいるように思います。

ドライな小中学生でも自分の中で理想像が出来るとやっぱり意識が変わってきます。言われてやる…から自ら進んで取り組むようになります。そうなればシメタものです。

 

卒業生にとっては『懐かしい場所に遊びに行く』程度の感覚だそうですが、それは後輩たちにとって計り知れない刺激になっているのだと思います。