遅くなりましたが、LS WILLの受験は3月4日の千葉県公立高校合格発表を持ちまして全てが終了しました。ご支援頂いた全ての方に御礼申し上げます。そして頑張り抜いた全ての受験生に敬意を表します。

今年は2023年12月下旬から入塾した2024受験生もいました。この生徒さんは従前通っていた塾が閉鎖となり呆然としていたところを昨年の受験生のお母様から当教室を紹介してもらい…という経緯で入会されました。

それまで通っていた塾では『冬頃には得点力も偏差値もぐんと上がるから…』と言われていたそうです。LS WILLに入会した時点で志望校との偏差値乖離は-12。かなり厳しい状態でした。

お母様からは『前に通っていた塾が言っていたことは慰めだと思いますがそれにすがりたい』とのことだったのでそれに沿った計画を策定して実施しました。

私としても同じ思いでした。それをやり遂げるために…との一念で計画を立案、つまり学校に行っている時間以外は睡眠の7時間を除き全て勉強、という過酷なものでした。

計画を立てることは出来てもそれが実践できなければ意味がありません。その生徒さんの壮絶な受験生活はそれから始まったと言っても過言ではないように思います。

今思えばその計画を100％こなせないのでは…と思いながら作ったプランでした。しかしその生徒さんはそれをやり遂げました。ご家族のサポートや友達の応援も後押しになったと思います。

本当によくやった、そんな生徒さんでした。受験が終わった日、まだ結果も出ていないのに『やり切ったよ！』と清々しく報告してくれた声には誇りが溢れていたように感じました。

合格発表の日、10時過ぎに私の携帯が鳴りました。その生徒さんからでした。『センセー、鳴き声でごめん。。。』『合格してた。。。』『嬉しくて泣けることって本当にあるんだね。。。』

 

夜半にお父様からも電話を頂きました。『本当にありがとうございます』『これだけ頑張れることは知りませんでした』『合否以上にやり抜いたことを誉めてあげたいと思います』

そして家族団らんの様子を伺ったところ、『おそらく下位合格だろうからここから逆転するためにって今日から勉強を始めていて。。。』『お祝いどころではないんです。。。』

 

なんだか高校受験サクセスストーリー的な話になってしまいました。しかしこれは全て実話です。こんな受験を経験した生徒さんもいたのです。恐らくそれを指導した私自身さえ想像が及ばないほどに辛かったと思います。

でもこの生徒さんは高校受験を通して『高い山に登れた自信』と『高い山に登る術』を身に付けられたのです。それはこれからの人生に大きな財産となるように思います。

 

新高校一年生の皆さん、高校受験お疲れさまでした。高校受験を通して身に付けたことや気付いたことはキミの財産です。これからの人生を切り開くための力、と言っても過言ではありません。

そんな魔法の羽を十分に活用してより高みを目指してください。
中学校卒業、おめでとう
そして高校進学、おめでとう