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1116 カリ作りって。。。

1116 カリ作りって。。。

多くの学習塾がそうであるようにLS WILLも3月から新年度となります。新しい1年で生徒さんがどれだけ伸びるか、どれだけ伸ばせるかが楽しみな挑戦となります。

生徒さんを伸ばすという意味で非常に重要なものがカリキュラムです。塾によってはシラバス・学習計画と称するところもあります。これなくしてお子様をお預かりすることはあり得ません。

ところが、そのあり得ないことをやっているところも多いのでは…? 実はLS WILLの前身であった学習塾にはこの考え方がありませんでした。それを導入したのが当時のみ春野校でした。

当時私は会社から『そんな面倒なものを作っている時間があるなら他のことを…』と再三言われました。彼らにとって進度予定・指針を作ることはその程度の認識だったに違いありません。

いや、これ決して少数意見ではないと思います。交流のある他塾の方から話を聞く機会も多いのですが、結構面倒だね』という意見も頻繁に聞きます。確かに事務量としては膨大となります。

塾のカリキュラムはどれが本道か分かりませんが、私は作ったら作りっぱなしにはしていません。絶えずカリキュラムと実際の進度を比較し、細かく修正を入れていきます。そうなると結構大変ですが…

でも、これがなくては行き当たりばったりの進め方になってしまいます。それは絶対に避けなくてはなりません。学校はそうでもないようですが、学習塾は期日までに求められたレベルに到達させるのが社会的使命です。

学校なら『中1の範囲だけど2年生の最初に繰り越して…』『2年生で終わらなかったけどその分3年生で…』とやりがちです。そうなると後になればなるほど時間が足りなくなります。より高度な内容を…というのも難しくなります。

こんな事態を招かぬためにもカリキュラムは絶対に必要なのです。受験はよく山登りに例えられますが、その場合カリキュラムは地図になるのです。地図なくして登山は出来ません。それと同じことです。

 

そして…

私はカリキュラムを作ること、それを精査して細かく組み直す作業が好きです。傍から見るとそんな面倒をわざわざ…と映るようです。しかしそれは生徒さんの将来を覗くような気持ちになれます。

『3か月後にはこうなっているだろうな』『半年後には…』そう考えながらカリキュラムを組むのは仕事としてだけではない楽しみを生むことだと思います。