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1106 夜食考

1106 夜食考

これ、よくお尋ね頂きます。食べ物については専門家ではないのですが、勉強が捗れば…と思ってお答えしています。それに生徒さんに尋ねると意外にも楽しみにしているという声が殆どです。

夜中の食事という楽しみもさることながら、深夜まで頑張っていることをご家族が応援してくれることに温かさを感じるのかも知れません。

 

しかし夜食にも良し悪しがあるようです。これを食べるとバリバリ進む、いつもより効率が上がらない夜食、というのも存在するようです。望まれる夜食について述べていきましょう。

第一は体を温めるもの。極寒期の深夜です。暖房や衣類で気をつけていても体は冷えがちです。そんな時、中から温められるものは体調管理上も的確な選択です。

第二は消化の良いもの・軽食。いくら体力をつけるためと言っても消化の悪いもの(揚げ物など)は効率が下がるばかりでなく、翌日の朝食にも響いてしまいます。翌朝快適に起きるためにも軽めにしましょう。

第三は低刺激なもの。辛いものやカフェインが含まれるものは眠気覚ましには良いかもしれませんが、勉強後の睡眠には害悪そのものです。勉強の後に眠ることまで見越した夜食が望まれます。

 

実は私、学生時代に大失敗をしています。卒業論文を書き上げるのに夜遅くまで机に向かっていました。その眠気覚ましにコーヒーをがぶがぶ飲んでいたのです。卒論提出後もその習慣が抜けず。。。

社会人になってしばらくは睡眠障害のような状態でした。幸か不幸か旅行会社勤務となり『こちらの夜はあちらの朝』のような仕事だったため問題視はされませんでしたが体調はとてもきつかったことを覚えています。

 

お薦めの夜食はカップスープホットミルクです。これだけでは飽きてしまいそうですが、スーパーやコンビニの商品棚を見ると結構な数のカップスープがあります。

ミルクは電子レンジ加熱だけでOKなので手軽です。飽きてしまわぬようにほんの少量のインスタントコーヒーや砂糖代わりのメイプルシロップもおススメです。

足りないのでは…と思われるかもしれませんが、夜食は空腹を満たすものではありません。気分を一新して再集中するための機会作り、と考えればご納得いただけるかと思います。

 

そして夜食を取る側の小中高生にも。。。夜食を食べることを目的にしてはなりません。夜食を食べて効率の高い勉強をすることが目的です。夜食を取るためにダラダラ勉強…は厳禁です!

それから蛇足としてもう一点、スープなどはこぼさぬように気をつけましょう。先日も生徒さんのテキストに抹茶ラテをこぼした跡がありましたが、そうならぬように!

 

ガンバレ! 受験生!