先日、受験生のお子さんを持つ友達と会った時の話です。実は同じようなことが何回か続いたのでちょっと気になって記事にしました。
『入試の結果如何で子供にかける言葉も変わってくるのではないか』といったようなことを何度か聞かれました。ウ~ン。。。確かに気持ち的には理解できますが…
しかし、私から明確な模範解答を出すことは出来ません。なぜなら私は試験結果によってかける言葉が変わることはないからです。
私は合格したからおめでとう・不合格なら残念だったね、などの言葉を掛けることは結構稀なのかと思います。それより受験に向き合って正面から挑んだ姿勢を評価してあげたいと思っています。
実のところ、合格したらおめでとうと言っているかもしれません。しかしそれは合格という事象ではなく頑張って乗り越えることが出来たプロセスが結実したことに対して、という気持ちです。
その上でこの取り組みが今後の人生に活かせるような時間を過ごして欲しいと思っています。それが日々誠実に取り組むことを身に付けることだと思います。
受験業界に身を置くとどうしても『合格は素晴らしい』的な論調になりがちです。しかしそれは違うと思います。必死に取り組んで難関を乗り越えるその努力に対して称賛をすべきだと思うのです。
以前生徒さんから卒業時に貰った手紙にドキッとしたことがありました。『センセ~は模試の点数や偏差値で褒めたり注意したりすることはなかったよね』と書かれていました。『そのかわり、得点すべき問題が解けていないとアレだったねww』
私には模試結果を見れば努力しているかどうかは一目瞭然で解ります。中には地頭だけで解いた問題も… それらは『入試本番で得点転嫁できる再現性』として得点の読みにおける目安にもなるからです。
受験生にとってこれからは偏差値が…とか、内申点が…と気にする時期ではありません。1日の勉強で1~2点を積み上げる努力・取り組みを目指してください。
そしてご家族様はその頑張りを見守って応援してあげてください。中学受験や私立高校受験なら最短であと1週間、東京の私立でも1か月です。そして千葉県公立高校入試でも1か月半です。
ガンバレ! 受験生!