今回はたとえ話から始めましょう。山を登っているとき、一歩の積み重ねが2000～3000メートルの高峰を登っている感覚は感じないものです。『この一歩で何センチ登れたから…』と考えながら登ると却って疲れます。

何時間も、場合によっては何日もかけて歩み続けた結果として登頂することが出来ます。登頂後に一歩で何センチ稼いだから…と考える人もあまりいないと思います。

しかし、その一歩一歩の積み重ねこそが登頂と言う結果に結びつくことを考えると…これ、価値観が矛盾していますよね。一歩一歩の積み重ねは大切だがそれに固執するな、と考えると良いのかな。。。

これ、勉強だけではなく日々の生活でも全く同じことが言えると思います。毎日の取り組みは平凡な繰り返しかもしれません。しかしその平凡さが3か月・半年・一年後に求められている力を養うのではありませんか！？

『日々の成長を実感しなさい』、これ、私が折あるごとに生徒さんに伝えている言葉ですが、なかなか上手に伝わっていないのかと思っています。でも確実に昨日までのキミより今日のキミの方が成長しているよ！

 

山は登り始めると全容が見えなくなります。これは勉強だって同じことです。だからこそ私たち大人がその目安・道標になりたいと思っています。