LS WILLでは中学生の授業開始時に小テストを行います。基本的な例を挙げると『数学の前には漢字テスト、英語では単語テスト』という形で行います。これ、定期試験前日でも省かずに実施します。
定期試験前日ならそれをやらなくても…と思いがちです。私自身もやりたいことがたくさんあるためそう思うことはあります。しかしそうやってしまうとそれまで積み上げたものが台無しになってしまいます。
私が最初の個別指導塾の教室管理を行っていた時に感じたことです。その塾は当初模擬試験もない状態でした。私は教室独自の形で外部模試を受験してもらうよう根回しを行いました。
効果はてきめんでした。模試によって第三者的な判断ができ、弱点が炙り出されました。あとはそれを強化していけば良いので生徒さんも気持ち的に楽になったのではないでしょうか。
小テストも同様です。漢字や単語は日々意識を持って取り組まなければ力になりません。それらは解らなければ考えても解答できません。だからこそ日々の積み重ねを求めるのです。
この取り組みは思わぬ副産物を生みました。単語や漢字の学習は『それ単独で取り組むものではない』と思います。日々の勉強に入る準備運動のような形で取り組むものだと思います。
だから1日10~15分、それでスイッチを入れて予習復習や課題に取り組むことが理想です。そして単語・漢字・計算は毎日取り組むべきものです。そうやって取り組んでいくと…
生徒さん曰く『毎日ローテーションでやって出来上がると他の勉強も…って思っちゃう!』
つまり日々の学習習慣を形成することにも寄与していることが分かったのです。
高校入試に必要な漢字は約1,500、英単語は2,000~2,500と言われています。これを1~2週間で仕上げることは至難の業です。しかし1年2年と時間をかけて取り組めばさほど苦しいものではありません。
それなら計画的にコツコツと間断なく取り組むことが実は一番の近道です。更に言えばそれをやることで勉強スイッチが入るような習慣付けをすればより効果的です。
入試前の最後の授業でもこの小テストを行います。生徒さんによっては取り合わせで小テストがないこともあるのですが、実施をリクエストされることも。。。
それだけ信念を持って取り組んでくれるようになると私も嬉しくなります。