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1073 『急ぎましょう!』のワケ

1073 『急ぎましょう!』のワケ

学習塾って問合せをしたらその場で入るかどうかを聞かれる。。。そんなイメージがあると思います。これ、私の姉も言っていました。甥っ子の塾探しの時に言われたそうです。

姉は私が塾業界にいたので塾探しはそれなりに考えていたそうです。その上でいくつか(甥っ子いわく結構な数の)塾を見て回ったそうです。その際、必ず言われたことが『すぐに入会を…』という言葉。。。

これは多くの塾が営業面で言っていることは甥っ子の目から見ても明らかだったようです。まぁ、気持ちは解ります。しかし親子で考える時間が欲しい気持ちも理解します。両者の気持ちは離れたまま、ですね。

ただ、ここで忘れてはいけないことが2つあります。その点について今回は述べたいと思います。冬休みを目の前に、そして来春の新学期にはロケットスタートを切れるように考えて塾を探している方にはぜひ読んでほしいと思います。

 

一つ目期日を決めて話し合うこと。ダラダラ時間をかけて3日間と時間を区切っても話し合う内容については大差ないことが立証されています。それなら締め切り日を決めて話を進めるべきです。

二つ目モチベーション無駄な時間をかけると生徒さんの気持ちがガクンと落ち込むことが良くあります。初回面談から初回授業まで掛かる時間は出だしの意欲に比例することが多いように思います。

 

また、おまけの三つ目として先々を考えた時、です。私は立場上、結構先まで見えてしまうので…

試験前に『あと1週間あれば…』『あと3日あれば…』『せめてあと1日でも余計に…』と思ったことは皆さんあるはずです。それは突き詰めていけばスタートを早められるかどうかにかかってきます。

そんな思いをしないためにもある程度気持ちが決まったら勉強を始めるべきなのでは…

私自身、そんなケースを散々見ています。それをしなかったために入試で思った結果が出なかった志望校を諦めてランクを落とした、などがあってはなりません。

 

新たに塾通いを始めようと思っている方に塾選びの方法のご提案をします。
予め見学したい塾を決める
見学・体験の日程は1週間程度にまとめる(理想は月~土)
全て見学を終えた時点で家族会議
家族会議で決定したら早々に手続き
初回授業は最後の見学の翌週
 …こんな感じです。

 

今年に限らず、冬から勉強を開始するケースが昨今多いように思います。この冬から勉強を始める君がより良いスタートを切れるよう祈っています。