面談の際にご家族様から『センセーは気が強いですね』『前向きですね』とご指摘を受けます。このご指摘が良いことなのか悪いことなのかは別として。。。私が弱気では生徒さんが不安になってしまいます。
実は…半分以上虚勢です。個人としての私は気が弱い方かも。。。よく私の子供時代を知っている方には『よく泣いていたもんね』『引っ込み思案だったもんね』と今でも言われます。そろそろ勘弁願いたいのですが。。。
だから受験直前になって気弱になる気持ち、実は痛いほど良く解ります。それでも私が同調するわけにはいきません。私がどっしりと構えていないと生徒さんやご家庭の不安はさらに増幅してしまいます。
試験前・受験前に『大丈夫、やるべきことはやったよ!』と自信を持って(たとえ虚勢でも…)背中を押してあげられることこそ最後の最後、仕上げとして大切だと思っています。
試験前でなくても『どうせ僕なんか、私なんか…』と自信を無くしている生徒さんに『大丈夫だよ、ここさえ乗り越えれば…』と手を引いてあげられるようになりたいと思っています。
勿論、時には厳しく指導することもあります。甘言ばかりでは成り立ちません。それには生徒さんが厳しさに打ち勝とうとする意志を育む環境を作りたいと思っています。
学生時代、私は師父に『風邪もケガも稽古で治せ』と指導を受けました。今はそのような時代ではありません。だからこそ生徒さんの心を鍛え強くする方法を考えていかなくてはなりません。
特に現代のように『優しさが溢れる時代』には心の強さが求められているように思います。ちょっとのことでは揺るがない心、どうしたら育てられるのでしょうか。。。