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1063 公教育はこれで良いの!?

1063 公教育はこれで良いの!?

教員の負担や少子化による影響で公教育の内容細りが顕著です。そんな他人事のように言っていられない状況ではないと思っています。

現在、地域の公立中学校学年2クラス程度、人数にして100名前後の生徒数という学年があります。これ、大都市圏である千葉市の学校というにはあまりに寂しい状況です。これは学校の努力というより行政の在り方が試されているように思います。

生徒数に比例した教員を配置するため、学校運営に必要な教員数が足りていないようです。結果として公教育の提供という使命が果たせているのか…?

 

最近、ぽつぽつとお問い合わせ頂くのが私立中学校進学・受験についてです。公立中学校に進んでも…それなら…とお考えになるご家庭が最近また増えてきたように思います。

確かに運動系の部活動が5部会以下では選択の余地がありません。部会数を増やしても部員が集まらないことも影響していると思いますが、それなら思い切った対策も必要です。

 

しかし、生徒数の減少は少子化の影響だけではないように思います。現に近隣の私立中学校では一学年200名以上という学校も少なくありません。公立中学校のになるのですね。。。

つまりそれだけのご家庭が公教育・公立中学校に見切りをつけて中学受験をしたと見ることもできるのです。この現実を行政は直視して欲しいと思います。

公立中学校離れはそのまま公立高校離れに繋がります。千葉の教育は公立高校によってなされた面は大きいと思いますが、それも…

 

私はもともと都内の人間なので私立志向が強かったのですが、千葉の『公立重視』という風土にも魅力を感じていました。しかしこんな形で公立・私立が逆転するとは思っていませんでした。

 

今後は公立高校・公立中学校も私立同様『営業努力』をすることが求められる時代になったように思います。『公立だから』『地域の子は全て来るのだから』という時代ではなくなってきたのではありませんか!?

そして小学生諸君、そして保護者各位には『公立進学』『私立受験』をフラットな状態で選択することをお勧めします。もはや時代が待ってくれないのです。