通知表の評価はどのように判断していますか? 『この科目は4だから平均以上でしょ!?』『この科目は5が取れているから万全!!』とお考えではありませんか!?
小中学生の保護者様は多くが相対評価の時代でした。つまり『5と1は学年全体の7%、4と2は21%、残りを3とする』という分布です。これならある程度の順位が取れていなければ『5』は難しいものです。
対して今は絶対評価です。現在は各評価の割合を公表しなくなりましたが、数年前までは『5が〇%、4が〇%…』と公表していました。これは内申点の換算値算出のために必要でした。
しかし現在はそれもしていません。そうなると…
公表していた時期でさえ『評価5・評価4の割合が5割超』となっていたことから非公表の現在はそれが増長していることが安易に推察できます。つまり『平均に満たなくても4を取れる』状況なのです。
これは高校入試ご担当の先生方から様々な話を聞くのですが、『生徒を希望する進路に進めるため』という前向きなものではなく、クレーム予防策ではないかと。。。
非常に後ろ向きな話ですが、現代の社会情勢を踏まえると頷ける話です。そうなると通知表の意味がなくなってしまうようにも思うのですが。。。
事実、評定でオール5を取っている中学生が模試を受けたら偏差値40半ばという話は結構よく聞きます。今や通知表の評価とはそんなに下落してしまったのか…という思いに堪えません。
一方で逆は殆どありません。つまり『力があるのに評価は3』『あれだけ点が取れたのに評価は2』という話は実際聞いたことがありません。つまりブレはインフレ方向にしか働いていないようです。
その上で通知表に『3・2・1』があったらそれは学年末評定(後期の通知表)に向けて早急な取り組みで挽回する必要があります。
行動を起こすか立ち止まっているかはあなた次第です。