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41 学習塾の広告論 その①

41 学習塾の広告論 その①

このスペースにはあまり営業的なものは書かないことをスタンスとしていますが、塾を選ぶ際にこんな点も気にしてはいかがかという提案から塾の広告について2回にわたり教室の意見を掲載します。

今回は『合格実績』についてです。よく『県立千葉高校●名合格』とか『千葉私立中学御三家●名合格』などと広告紙面の半分以上を使って生徒募集を行っているものさえあります。正直なところ、これは全く意味がありません。有名校に何人入れたかがあたかも塾の優劣になっているかのような表現ですが、長年学習塾を運営している中で感じることはある程度の生徒数があればそのような合格実績は何もしなくても出る、とまでいっても良いのだと思います。逆に通っていた生徒さんのプライバシー保護の観点からいかがなものかと思うのです。《中には『僕はLS WILLで頑張ってこの高校に行ったのだからその頑張りをホームページに載せてよ』という生徒さんも毎年何人かいるのですが…ごめんね》

また、塾によっては併塾(二つ以上の塾を掛け持ちすること)の生徒さん模試受験だけをした生徒さんも合格実績に載せるところがあります。数年前に関係省庁から是正の指導がありましたが、『三大予備校の東大合格者数合計は実際の合格者数の●倍』ということがありました。現在大手予備校では改善の方向に動いているようですが、まだまだ合格実績は信用できない、してはいけない数値なのだと思います。