以前、中1の生徒さんとこのようなやり取りがありました。
生徒さん 『学校ではこんな難しい問題やっていないよ! 定期試験対策には不要だと思うけど。。。』
私 『この単元では必要なことだから今のうちに片付けよう。』。
生徒さんは納得していませんでした。渋々…といった様子で取り組んでいました。
これ、学校の授業と塾での演習の決定的な違いだと思います。学校の授業は定期試験さえ点数が取れればいいと考えられています。ここが学校の先生の見ている先です。
一方の私はこの先に受験があることを念頭に置いています。つまり当該単元だけの知識でも入試問題に対応できる力をつけられるよう取り組むべきなのです。ここが決定的な違いです。
学校定期試験レベルだけクリアするために授業を進めれることは間違えではありません。しかしそれでは入試前に膨大な積み残しを作ることになります。
積み残しを累積させた場合、直前の冬期講習では30~80コマの違いが出来てしまいます。直前講座でそれほどの負担を強いるのは…愚策ですよね!? 焦りの元ともなってしまいます。
問題集・ワークにある入試過去問や入試レベルの問題は学校定期試験だけを目的にやっているなら飛ばしても問題ありません。しかしそれは高校受験という視点から見れば積み残しに他なりません。
特に中学1・2年生や小学生だとそこまで視野が広がらないのは仕方ないことです。だからこそ大人がきちんと管理すべきなのではないでしょうか。