今夏の夏期講習、小学生には計算力の向上と文章題への対応を二本柱として取り組んでもらいました。特に小学高学年では高度な学習となる箇所も多く、生徒さんの取り組みが光る講習となっています。
小学校では春期学期(4~7月)の学習が計算メインとなります。例年のことですが、学校進度に沿って進めるだけ…では計算力不足に陥ります。教室ではその点を補強します。
小学校高学年では小数・分数の計算も本格的になります。これ、中高生や大学生でも自信がないというケースが良くあります。特に分数の計算は文系学部で学ぶ大学生の25%は出来ていないというデータもあります。
軽視されがちですが小学生の計算力強化は非常に大切なチェック項目です。小学生の時期に出来る高校入試対策とも言えるほどです。この時点から遅れを取るようなことは避けるべきです。
文章題は特に小学5年生の小学生諸君にとって大きな壁となります。小5で『割合』『単位量当たりの大きさ』『速さ』などの主要な単元を全て消化しなくてはならないからです。
これ、中学生になっても理解できていないケースが非常に目立ちます。これらは中学数学の大きな柱である『方程式』の文章題に姿を変えて出題されます。方程式は得意でもその文章題が苦手という声をよく聞くのはそんな理由があるからです。
文章題は『問題をどうやって読み込むか』『公式の運用』『求められている解答形式(単位など)』等々チェックすべき個所が多岐にわたります。従って学校の授業でさらっとやっただけで理解できるはずがないのです。
教室では1回ごとの演習で必ず基本を確認しながら解くよう指示します。最初のうちは生徒さんも嫌がるのですが、それを繰り返すことにより解けるようになれると自然とそれに沿って演習しだします。
これは学校やご自宅での学習ではなかなか徹底できないもの、言うなれば塾だからできる学習方法です。そして初めのうちは『割合だけ』『速さだけ』だった習慣が他の単元、他の科目にまで波及していきます。そうなればシメタものです。
小学生から夏休みも塾に行かせるなんて…とご指摘を受けることもあります。実は私も感情論では同感です。しかし小学生だって漏らしてはならない学習箇所がたくさんあります。それなら。。。
夏休みに思ったような進捗が見られなかった小中学生の皆さん、LS WILLは学習相談を随時受け付けています。お気軽にご連絡ください。他塾通塾中のセカンドオピニオンも歓迎です!!