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1033 教え方が違う!!

1033 教え方が違う!!

この時期に限らず学習塾に入会される保護者様からよく伺う言葉ですが、『学校の先生とお母さんの教え方が違う!と言われてしまうそうです。その結果、勉強に口出しできなくなり塾へ…というパターン、決して少数ではありません。特に算数が突出して多く感じます。

大人になってから両者を比較すると学校の先生とお母様の説明は結論こそ同じです。しかしそのプロセスに問題があるのではないでしょうか。そこをきちんと説明すべきなのです。

このパターンは特に小学生の真面目そうなお子さんに多いように思います。お子さんの気持ちとしては学校の先生の様に解きたい!』だと思います。まだそこには解法の論理などないのですから。。。

この場合は双方をじっくり説明すると良いと思います。学校での解説がどのようになっているか分からなかったらお子さんに聞くのもいいでしょう。但し学校で先生が行った解説を否定するのはNGです。

 

私も学校の先生と説明が違うと指摘されたこと、何度もあります。時には『学校って回りくどい説明するな。。。』と思うこともしばしばです。その上で学校の説明で理解できていないポイントを補強します。

そうするとそれだけで問題解決、となることも結構多くあります。その上で『こうやって解くと間違えにくい早く解けるよ』別の解き方も指導します。

生徒さんにしてみればいくつも解き方を習得している方が絶対に有利です。そうやって引き出しを増やすことはとっても大切だと思います。

 

学校の指導目的が『解けるようになること』だとすれば塾での指導は『設定時間内正確に解く』ことが目的だと思います。指導できる時間も考えれば学校で行う数倍の濃度でやらなくては。。。

ご自宅での学習も同様です。そんな時、お子さんの『分からない!』にどう付き合っていくかのご参考にして頂ければ幸いです。

 

塾運営者だったら『それなら入塾させましょう!』とすべきかもしれません。しかし選択肢はいくつかあった方が良いのではないでしょうか。入塾はその選択肢の一つにすぎません。

LS WILLは営業下手な塾かもしれません。しかし私は『学習塾不要論者』です。それならこういった論調もたまには良いのではないでしょうか。

 

長い夏休みが始まります。お子さんが夏にどれだけ伸びるかを実感する意味でも保護者様には勉強にお付き合いされたらいかがかと思います。