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1019 2024年入試説明会

1019 2024年入試説明会

表題を見て『今年は2023年では…!?』と思ったキミ、現在(2023年度)の中3生、小6生が受験する入試は2024年入試となるのです。つまり2024年春に入学する生徒さんを選抜するという意味です。

1016章でも述べましたが、昨年度まではコロナ禍のため学校までお伺いして説明頂く機会が激減していました。実施してくださる学校もありましたが訪問とZOOMの併用などがあると自然とZOOMを選択して…となりがちでした。

2023年度はお伺いできる学校様も増え、あわせてZOOM併用も可能というところも増えました。コロナ禍を乗り越える知恵が他に活かされていると実感します。ちょっと都合が合わなくても気軽に参加できるようになりました。

 

入試説明会は大きく分けて春(大体6月です)と9・10月に行われることが多いので早まったことは言えないのですが、今年も入試が大きく変容するようです。

思えば昨年度までのコロナ禍では大きな変化は難しかったと思います。それを終えて大きく規制緩和されて変更する私立中学・高校が大幅に増えることも頷けます。

大きな潮流としてより高い学力を求める学校が増えています。高校なら従来の内申点より基準値を引き上げる特進コースなどの新設・増枠、など。中学なら入試日程の増減により競争を高め問題自体を難化させるなどが見られます。

中には中学から特進コースを設置した私立中高もあります。これ、私も意見を求められましたがそれを望んでいる受験生やそのご家庭も多いのではないでしょうか。この学校は今後大きく底上げされると見られます。

これは今後の少子化を見据えた私立中学・高校の生き残り策です。高い学力を求めることで自然と大学進学実績も備わります。その結果を見て受験生が増えれば学校運営が安定するのです。

考えてみてください。国公立大学・私立難関大学に多くの卒業生を送り込んでいる高校とそれができない高校と… キミならどちらに高校に行きたいと思いますか?

 

それに対して公立中学校は… あまり対策が出来ていないように思います。厳しいことを言ってしまうと定期テストの内容も下降気味です。入試自体は難化しているのに。。。

恐らく『中学校の定期試験で平均点だから大丈夫』『中学では上位に入っているから当然上位校を目指そう』は非常に多いように思います。しかしそれは通用しません。

キミたちが思っている以上に中学入試・高校入試は変貌を遂げています。これは10年前の『ゆとり教育』の反動の様です。その頃の常識で入試に立ち向かうことは出来ません。

また、2024年入試が大きく変わり、昨年までの常識で受験を語ることもできなくなったのです。これはちょっと厳しいことですね。そうなると受験に対するノウハウや十分に時間をかけた対策が必要になるのでは。。。

 

私もこの業界で長くなりました。受験生もそれなりの数を送り出しています。そうなると受験のベテランと言われがちです。しかし入試は生き物のように毎年変わります。その変わったポイントをどう押さえるか見極めることも大切です。

それには情報も大切になります。額面的なものばかりでなく…っとこれ以上は言えないのですが… 表側と裏側、両面の情報を生徒さん・ご家庭に提供していきたいと思います。

 

大ベテランだからそれにあぐらをかいた受験指導』だけは絶対にしないよう肝に銘じています。生徒さんが受験迷路に迷い込んだら一緒に出口を探し共に解決方法を見つけたいと思います。