年に数回ですが、突然の電話で『○○中学の〇年生です。次のテストのポイントと勉強法を教えてください!』と聞かれることがあります。これ、本当に難しい問いかけです。
レストランに行って『美味しいもの下さい!』と言われてもその人の好みや食べる量が違えば美味しいと感じるものは違ってきます。万人が美味しいと思っていてもその食べ物が苦手な時だってあります。
体調が悪くて病院に行ってもいきなり治療とはなりません。その原因を突き止めるための検査があります。似た症状でも原因が違えば全く違う治療法になることだってあります。
勉強も同じだと思います。人それぞれに状態が違います。苦手・得意も違います。目指している志望進路も違います。だから目指すべき得点も違います。それを全てごちゃ混ぜにして答えることは乱暴です。
強引に説明するなら目安として『前回の試験は各科目40点前後、5科目200点くらいだった』『各科目60点前後で5科目300点くらい』『各科目80点くらいで5科目400点くらい』と大別して説明できます。
また、各科目にバラつきがあるのならその凹みを点数の良い科目を基準にして補うことが大切です。間違っても低い方を基準に…とはしないように注意しましょう。
『各科目40点、5科目200点』なら基礎をきっちりとやること。数学は教科書掲載の問題が全て解けるように、英語は教科書本文がきちんと解釈できるように。国語は学校ワークを重点的に行いましょう。理科社会は範囲の一問一答を完成させます。
『各科目60点、5科目300点』なら全科目の学校ワークを完遂させましょう。学校ワークの問題や類題で60~75%の出題がカバーできます。これまではそれが疎かだったのではありませんか?
『各科目80点、5科目400点』ならある程度の学習習慣は出来ていると思います。日々の学習で解けなかった問題やその類題を解き直すことがポイントになります。
ウ~ン。。。強引な論調ですね。無駄も多いように思います。実際は生徒さん個々に試験対策のポイントは異なります。その上で課題を取捨選択させなくてはなりません。それがホンモノの試験対策です。
ここでは『苦労を積み重ねなさい』と言いたいわけではありません。真に効率的な試験対策を行いたいのならきちんとした自己分析が必要であるとお伝えしたいと思います。
この自己分析、我々も軽々に口にしがちです。しかし実は根深いのです。これがきちんと掴めればその先は一気に明るくなります。しかしそれまでの道のりは大変です。
計画は時期的な余裕をもって綿密に立案することが大切です。やっつけの計画ではそれなりの結果しか望めません。ビジネスでは『計画8割』と言うそうです。それだけ前もっての取り組みが大切なのです。
LS WILLでは中学校定期試験対策講座を受け付けています。こてはし台中学校・四街道西中学校・上志津中学校、私立中学校など万全な対策を行い試験に臨める準備をご提案します。