実はこれ、前章との結びつきも少なくありません。できれば前章と併せてご一読・ご一考いただければと思います。
受験体制に入っていない小中高生、家庭学習は一体どれくらいやるのが正解なのでしょうか。結論から言えば私は時間ではなく勉強量だと思います。そう言ってしまうと本章そのものがナンセンスとなってしまいますが。。。
よく言われるのが『小学1年生から起算して(学年×10分)』という説。これは目安として良いのではないでしょうか。つまり小1なら10分、小4なら40分、中1(小7)は70分、高1(小10)は100分です。
小学生低学年のうちは集中が継続しないという難点もあります。従って算数国語に絞って学校の復習のみ。これで十分です。実際は『国語は漢字、算数は計算。学校でやったものの解き直し or 類題』で十分です。
小学校高学年も基本的にはこの内容で良いと思います。ただ、このころになると苦手なことが出てきます。算数の文章題・図形が、国語の読解・作文が。。。というもの。これらに対処するための時間も毎日少しずつ割くと良いのではないでしょうか。
中学生、実は中学生の学習習慣を守ることが一番難しいと言われます。私自身の肌感覚でもそれを実感します。特に中学1年生でそれを乱してしまう・壊してしまうと再構築には相当な時間がかかります。
中学生は自我が生まれる時期でもあります。勉強より大切なものを見つける時期でもあります。しかしそれは勉強をしない理由にはならないのですが。。。ここが分かれ道なのです。
よく耳にする『小学生の頃は出来たのに…』というお声、これは単に中学校の学習内容が難化しただけではありません。確かに小学生内容なら学習習慣がなくても追いつける生徒さんはたくさんいますが中学内容になるとそれでは。。。
これが如実に分かるのが定期試験です。中1の学習内容にセンスなど必要ありません。コツコツやっているかどうかです。本格的な学習が始まる英語などは最たるもの。日々どうやって積み重ねてきたかです。
最初に奉職した学習塾で非常に興味深い話を聞きました。中1の帰国子女の生徒さん、英語は当然自信ありで数学と国語がちょっと…とのことだったそうです。当然試験対策もそういった観点で実施したそうです。
結果は…きっちりやった数学国語はクラスでも上位、それに対して自信のあった英語は散々だったそうです。これ、結構はまりがちな落とし穴です。実用としての英語と学校科目の英語は別物なのです。
考えてみれば国語、日本語だって同じです。普段我々が手段として使っている日本語、実用するにはあまり不便を感じません。しかしそれが学問・試験となると人それぞれに大きな差がつくのです。
ちょっとズルい言い方ですが、試験で点数を取るための勉強って必要だと思います。それが良いか悪いかは論議しませんが、それでキミの評価が決まるなら。。。
小1で10分、中3なら90分の家庭学習、それがキッチリ出来ていれば高校生活でもそれを継続していけるはずです。反対にそれができていないと…高校生活は考えないといけません。
高校生になって学習習慣をつけるのは至難の業です。それなら小中学生からコツコツと、それがしいては平時の定期試験対策になるのです。
LS WILLでは中学校定期試験対策講座を受け付けています。こてはし台中学校・四街道西中学校・上志津中学校、私立中学校など万全な対策を行い試験に臨める準備をご提案します。