小欄を2017年4月に始めて以来、1,000章を迎えることができました。これもお読み頂いた皆様、メールで感想をお寄せいただいた方々、勉強の指針にと読んでくださった生徒さんと保護者様方のお陰です。改めて御礼申し上げます。そして今後ともお引き立てのほど宜しくお願い申し上げます。
前章に引き続き、本章もゴールデンウィーク期間中にお会いした方からのお話です。その方は私より年上のいわゆるリタイヤ生活を送られている人生の先輩です。
その先輩、不幸にも最近ご友人を亡くされたそうです。亡くなるにはまだお若い年代だと思いますが、その先輩いわく、これから先に何があっても不思議ではないのではと気付かれたそうです。
そう思ったらやり残したことがあることに気付かれたそうです。俗物の私の考えでは『世界一周旅行』『美味しいものをお腹一杯味わう』などが率先して頭に浮かんでしまいますが。。。
先輩は『若い時に行けなかった大学で語学や文学を習おう!』とお考えになっているそうです。ご本人曰く『最後の欲求』とも仰られていました。私のような俗物にはまだまだ理解が及びません。
しかし、社会人になってからやリタイヤされてから学び直すことは広く世論の理解を得たように思います。大学の社会人入学制度や通信制高校・大学の一般化など環境も整ってきたように思います。
また、数多の大学で社会人向けの講座が開設されていることも追い風になっています。それらをテレビのワイドショーなどで紹介することも多いそうです。それだけニーズが高くなっているのです。
これらを踏まえて考えると大学の社会的使命は『知的探求心を満たす研究施設』であることが再確認できます。昨今は就職のための方便としての存在だけがクローズアップされますが、決してそれだけではありません。
しかし…
大人になってからも勉強する必要は…さほどないように思います。唯一あるのは知的好奇心を満たすことに尽きるのではないでしょうか。やらなければならない必要はない、それなのに大学!?
それは『学ぶことが楽しい』からに他なりません。この楽しさ、恐らく私を含めた多くの大人だって分かっていない筈です。しかし一旦そこにハマれば抜け出せぬほどの喜びを見出すことができると思います。
そして私の社会的使命は学びの楽しさを生徒さんに伝えること。確かに塾でやっている内容は楽しいことではありません。むしろカッタルイことです。しかしその先にある楽しさを指し示してあげることも必要です。
小学生中学生、そして高校生の勉強・学習は学問の基礎です。そこから先の学問にこそ面白さ・楽しさがあるのだと思います。それを勝ち取るための訓練をするのが高校生までの時間なのではないでしょうか。
そしてそのカッタルイ勉強、だらだらやっていればもっとカッタルクなってしまいます。それなら高い意識で『より早く・より正確に』を目指して取り組む方が張り合いが出ます。その先に勉強の楽しさがあるのではありませんか!?
LS WILLはキミたちの学ぶ意志も育てたいと思っています。
LS WILLでは中学校定期試験対策講座を受け付けています。こてはし台中学校・四街道西中学校・上志津中学校、私立中学校など万全な対策を行い試験に臨める準備をご提案します。