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995 ゴールデンウィーク、だからこそ。。。

995 ゴールデンウィーク、だからこそ。。。

学習の要諦、受験対策として『春休みには〇〇をしよう』『夏休みは〇〇が大切』『冬休みこそ〇〇に目を向けて』といった話が出ます。それぞれ大切なことで意識する必要があります。ではゴールデンウィークは。。。?

これらの言葉は多くが受験産業に携わる側、つまり学習塾や予備校から発せられています。そしてこの業界はこの期間に研修や交流会、情報交換会が多く組まれます。従って発信しにくい時期なのです。

また、中高生にとっては部活動のシーズンです。新入部員勧誘も落ち着き、春の大会に向けて一層熱が入ります。特に中3・高3は最後の試合に向けて取り組む時期、熱くならない理由はありません。

両者にそのような理由ができてしまうと『この時期の勉強、ここが大事!』と声高に喧伝する必要がなくなってしまいます。しかし、勉強すべき時期なのではないかと思います。

 

上記の通り、ゴールデンウィークは勉強が疎かになりがちな時期です。だからこそ周りと差をつけられる時期でもあるのです。一発逆転を狙っているキミはこの時期の過ごし方を少し考えてみましょう。

従前小欄で述べている一年のスタートダッシュを決める第一回定期試験、これに向けての準備を意識すると良いのではないでしょうか。この試験で勢いづけられれば以降の試験がぐっと楽になります。

特別なことをするわけではありません。中学生を例に話を進めましょう。

中学1年数学を中心に学習してはいかがでしょうか。試験範囲は素因数分解~正負の数、進みが早ければ文字式まで。特別なことをするより基本計算を繰り返して計算力の向上に努めましょう。

特に小学生で分数に苦手意識があったキミはこれを期に克服できるようにしましょう。分数計算は中学数学の第一歩です。楽なやり方、ではなく『正しいやり方』を意識して自己流を排除しましょう。

中学2年生英語がお勧めです。多くの新中2生は不規則動詞で苦労します。中学英語の脱落は多くがこの単元で起こっています。不規則動詞を『覚えるか』『覚えないか』、それだけのつまらないことで。。。

また、不規則動詞は教科書本文に乗っているだけではなく、一覧表を使って覚えることが必要です。本文単語以外は不要じゃ…と思ったキミ、こてはし台中の定期試験では出された実績山盛りですよ。

中学3年生数学、この一択です。式の展開と因数分解の計算だけきっちりとできるように準備しましょう。この計算が円滑に進められるようになれば中3数学は安泰と言っても間違いではありません。

ここも難しい計算は不要です。基本式をいかに早く正確に解き進められるかに注目していきましょう。解の公式より乗法公式を使った計算が効果的です。

 

こうして挙げていくとこの時期の学習は基本の構築が大切になっていくことが解ります。そしてこれらの学習は過大な時間を要して行うものではないので部活動を一生懸命やりながら両立できるものです。

時間を上手に使えるようになる練習にもなります。これらを隙間時間に行うことを意識すればキミの1年間はかなり明るくなるのではないでしょうか。

そのように考えればゴールデンウィークだって長期休校に負けぬほど大切な時間になりうるものなのです。

 

LS WILLでは中学校定期試験対策講座を受け付けています。こてはし台中学校、私立中学校など万全な対策を行い試験に臨める準備をご提案します。