先日、外国籍の友達と話していた時の話です。彼が言うには日本人は『see / look / watch』(日本語にすると全て『見る』)、『hear / listen』(日本語にすると共に『聞く』)の使い分けが厳格すぎるようです。
まぁ、彼の英語は結構いい加減(!)なのであまり真に受けない方が良いとは思います。しかし私には逆に感じます。日本語は『見える』と『見る』、『聞こえる』と『聞く』を曖昧に捉えているように感じます。
こうなってしまうと英語の問題というより『日本人が日本語をどうとらえているか』という問題に変わってしまうようにも思います。昨今の日本語は…悲しいほどにグチャグチャです。
よく言われることに『外国語を覚えたければそこのラジオを聞け!・テレビを見ろ!』という言葉、自然とその国の言葉が耳に馴染み、何を言っているか聞こえるようになります。しかしその言葉自体が間違っていれば。。。
昨今ではテレビ・ラジオばかりではなく、印刷物でも日本語の誤用が目立ちます。うっかりすると教材の例文でも『て・に・を・は』を適切に使えていないものがあります。
学校の授業ではなかなか話題にならないことを話しましょう。英語で『see / look / watch』『hear / listen』がうまく使いこなせないキミ、キミの日本語をもう一度見直すことも大切だと思います。
その上で矛盾しますが、間違っていてもそれを恐れず使うことを心掛けましょう。言語学習において間違えることは大切な経験となります。練習で間違えて本番(試験)で正解を得られるように!
来たれ! 春期入会生!