977章でノートについて触れました。新学期前のノート買い換えに間に合うようにこの話題について触れたかったのですが。。。もしまだノート買い換え・準備をしていなかったら是非とも参考にして下さい。
小学校高学年、早い生徒さんだと3~4年生くらいに罫ノートを使いたがります。気持ちは十分理解します。大人が使っている・お兄さんお姉さんが使っているようなノートが格好いいと思う気持ち…
しかし、罫ノートに変えた途端、計算ができない・英単語のスペルミスに気付けないような状態になることがあります。特に小学算数では顕著です。
理由は色々考えられますが、一番の原因は位(桁)がずれてしまうことです。これによって正しい計算ができなくなり、それが続くと算数嫌いになってしまいます。
中学受験を目指す小学生でもこの現象が現れたことがありました。これは『この子の力が…』ではなく、発達途中の小学生には大人が思う以上に空間認知が難しいことに起因しているようです。
小学4年生くらいから計算が難化していきます。それに伴って筆算の重要性がクローズアップされます。そこで位を揃えられずに計算ミスを連発してしまえば取り返すのはかなり大変です。
『うちの子は算数捨てさせるから…』とはお考えにならないと思います。それなら多少の希望(罫ノート)は我慢してもらって実を取る選択をお勧めします。
英語でも同じようなことが言えます。4線ノートを常用している生徒さんは罫ノートを使っている生徒さんよりスペルミスや文法ミスが少ないようです。これは私の体感なので当てにはなりませんが。。。
罫ノートだとどうしても文字が小さくなって行間も詰まってしまいます。そうなると見直しに弊害が出るようです。4線ノートなら半強制的に行間が開くので見やすく、必要ならそこに書き込みもできます。
977章で述べたとおり、ノートには一定の余白が必要です。それを罫ノートでやるにはある程度の意識が必要になってしまう、これが問題点です。
ベテランの先生方に話を聞くと算数のマスノート・英語の4線ノートは使う意味があって使っているそうです。それを推奨しているのはただ単に…ではなく、今後の学習を伸ばしていけるようにだと思うのです。
特に春は算数・数学が計算、英語は時制が中心になります。マスノートや4線ノートを活用すべき時期だと思います。キミのノート選びに参考となれば幸いです。
来たれ! 春期入会生!