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970 時の流れ ~『十年一昔』と言うけど。。。~

970 時の流れ ~『十年一昔』と言うけど。。。~

2023年3月を迎え、私にとって13年目の春がスタートしました。決して短くはありませんが、長く当地で・・・と言うほどでもありません。いわば微妙な時期なのです。

しかし、当教室に通っている生徒さん、通っていた元生徒さんにとっては膨大な時間に見えるのではないでしょうか。言ってみれば生まれたばかりの赤ん坊が中学に入学するだけの年数なのですから。。。

その間、多くの出会いと別れがありました。その中で思うことは当教室での出会いがその後の人生に少しでもプラスに作用したらという気持ちです。大層な変化ではなくても良いと思います。ほんの微々たるものでも。

 

当教室で学生講師を務めていた元先生は社会人で既に後輩もでき、彼らを指導する立場になったそうです。折々連絡をくれます。その言葉の端々に社会人としての自覚や重責に真摯に向き合う姿勢が滲んでいます。

卒業生の中には大学・専門学校を卒業して社会人になっても教室に顔を出してくれる先輩がいます。『あの時とそんなに変わりませんよぅ!』と言いつつも立派に社会人を務めている様子が分かります。

昨秋(だったかな。。。?)には当教室の卒業生が結婚するからと同級生(こちらも卒業生でした)がお祝いメッセージを中継してくれました。幸せな人生を歩んでいる様子がよく解ります。

毎年1月には『今年成人式です!』と知らせてくれる卒業生、中には晴れ着を見せに来てくれる先輩方もいます。

新型コロナウィルスの蔓延により教室に足を運ぶのは遠慮したけど・・・と電話をくれる卒業生もいました。近況報告の傍らで将来の夢や今の悩み事など長々と話し込むこともありました。

 

学習塾って勉強を教えて受験に向き合って・・・だけの仕事だと思っていました。実際のところ、仕事としてみればそれは間違いではありません。しかしそれ『だけ』ではないことを折に付け実感します。

年に数回、卒業して成人した当教室の卒業生と杯を交わすことがあります。そんな時、昔話に花を咲かせつつ、彼らが今どんな夢を持っているのか語り合うことが。。。いやぁ・・・これ、本当に感動します。

 

受験まで数年のお付合いではない、長いお付合いが出来たらと思っています。そしてそんな仲間が少しでも多く出来たらと思っています。

来たれ 春期入会生